日本は過剰包装?海外と比べてプラスチック包装が多い理由とは
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、日本のプラスチック包装の多さについてお話していきます。
みなさんは、普段の生活の中で包装紙が多いなと思ったことはありますか?
レジ袋が有料になり脱プラの動きも高まっている中で、食料品やおもちゃなどに使われているプラスチック包装はたくさんあります。
この記事は、
- 日本が過剰包装な理由
- 他の国ではどうしている?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
日本のプラスチックゴミの廃棄量は世界2位⁉
2018年6月に発表された国連環境計画の報告書によると、日本人1人あたりのプラスチックゴミの年間廃棄量は32㎏で、アメリカに次いで世界第2位であることが発表されています。(参照※1)
プラスチックゴミ32㎏をペットボトルとビニール袋に例えると、
- 500mlの中身が入っていないペットボトル(約30g)→ 約107本分
- 中サイズのビニール袋(約5g)→ 640枚分
を1年間で廃棄していることになります。
また、プラスチックゴミとして回収されたモノのうち、容器包装の割合は全体の67.6%を占めています。(※2)
この数字は世界平均を大きく上回り、日本の容器包装の多さを表しています。
そして、フランスのチャンネル「France 24」では、日本を「プラスチック中毒」と言うほど、海外からみても日本はプラスチックの消費量が多いことがわかります。
過剰包装なのは日本人の「気づかい」が理由?
お菓子の個別包装や野菜の袋売りなど日本ではほとんどのモノが包装して売られていますよね。
「過剰包装」になった理由を考えてみました。
1.個別包装は便利
特に、お菓子の個別包装は持ち運ぶ際に便利で、子どもにもあげやすい。
保存もしやすく、みんなでシェアしたり好きな時に好きな分だけ食べられるのもメリット。
2.包装されていると清潔感がある
無造作に置かれているよりも、包装してある方が清潔に感じる。
新型コロナウイルスが流行ってからさらに、包装されているモノの方が好まれる気がする。
以上の理由から、「過剰包装」は日本人の「気づかい」からきている行動なのかもしれません。
海外では包装しないのが普通
海外のスーパーでは、野菜や果物は包装せずに裸の状態で売ってあるのが主流です。
日本のスーパーでもたまに裸で売られているのを見かけますが、海外の場合はほぼすべての野菜や果物が包装されていません。
他にも、お菓子やお米、ナッツ類などは量り売り。
ほしい分だけ紙袋にいれます。
脱プラスチック、脱炭素の取り組みが行われていく日本でも、数年後には包装しないのが普通になるかもしれませんね。
まとめ
日本の過剰包装についてお話しました。
日本にいると当たり前すぎてあまり気にならない包装紙ですが、私たちの生活から出るゴミの半数以上を占めています。
ゴミを減らさなければ埋立地問題や地球温暖化などの環境問題を加速させることにもなります。
エコなパッケージを使っている商品を選んでみたり、野菜や果物を裸のままかってみたりとできることから少しずつ行っていきましょう!
野菜などの農薬や雑菌が心配な方には、以下のアイテムがおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
参照
※1 UNEP「SINGLE-USE PLASTICS」(2018)
※2 環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況」