酸性雨の原因とは?日本の現状と対策について

環境問題

酸性雨の原因とは?日本の現状と対策について

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、酸性雨についてお話していきます。

この記事は、

  • 酸性雨って何?
  • 日本の現状と対策は?

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

酸性雨とは

酸性雨とは、気象庁によると以下のように言われています。

酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。

気象庁:酸性雨に関する基礎的な知識

酸度の値はpHでわかり、pH7が中性7より大きい値がアルカリ性7より小さい値が酸性と定義づけられています。

つまり酸性雨は、pHが7よりも低い雨のことです。

原因

酸性雨の原因は、二酸化硫黄や窒素酸化物が発生することです。

二酸化硫黄や窒素酸化物が大気中で化学変化を起こし、硫酸や硝酸となって雨に溶け込み、酸性雨となります。

二酸化硫黄や窒素酸化物が発生する原因は、化石燃料の使用や火山の噴火などが起こることです。

特に、化石燃料の使用は産業革命後から盛んになり、現在も使い続けられています。

※化石燃料については以下の記事に書いているので、ぜひ参考にしてください!

影響

酸性雨の影響は多岐に及びます。

  • 雨が目にしみる
  • 木が枯れる
  • 土壌が酸性化する
  • コンクリートが溶ける
  • 鉄筋を腐食させる
  • 生態系に悪影響を与える

など、特に酸性雨が大きく騒がれていた1970年代では、これらの被害が大きかったようです。

コンクリートが溶けてつららのようになっている建物は、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。

それも酸性雨が原因で起こる現象の一つです。

日本の現状と対策

酸性雨の調査は、環境省が毎年行っています。

令和元年の調査結果をもとに、現状と対策をお話していきます。

現状

令和元年の酸性雨調査結果では、日本各地のpHの平均はおおよそ4.8という結果でした。

pH7以下、具体的にはpH5.6以下が酸性雨と定義する見方もあるので、近年の日本でも酸性雨が降り続いていることがわかります。

過去5年間の結果を見ても、酸性雨の改善は見られません。

酸性雨の研究がされ始めた1980年代から、日本には酸性雨が降り続いています。

対策

酸性雨の原因は、硫黄酸化物や窒素酸化物が発生することです。

現在では、硫黄酸化物や窒素酸化物の規制も厳しくなり人的被害(雨が目にしみる)などの被害は聞かなくなりました。

また、地球温暖化対策や気候変動への対策で化石燃料の使用量を減らしたり、脱炭素の動きが高まっていることが酸性雨対策にもなっています。

私たちも排気ガスを減らすために車の使用よりも自転車や徒歩、再生可能エネルギーの活用などを行うことで対策をすることができます。

まとめ

酸性雨について現状と対策をお話しました。

人的被害が少なくなったとはいえ、現在も酸性雨は降り続いています。

しかし、私たちが地球環境を考えた暮らしを心がければ、改善されていくことが考えられます。

できることから少しずつ、地球環境に優しい暮らしをしていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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