SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の原因と現状~私たちにできること~
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、SDGs17の目標の1つ「質の高い教育をみんなに」の原因と現状、私たちができることについてお話していきます!
この記事は、
- SDGsの目標「質の高い教育をみんなに」ってなに?
- 私たちにできることはあるの?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください!
※他にもSDGsについての詳しい記事を書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!
SDGsとは?
SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
持続可能な開発とは、国際連合広報局によると「将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なわずに、現世代のニーズを充足する開発」と定義されています。
また、2030年までに持続可能なよりよい世界を目指すため、世界全体の経済・社会・環境の三側面における課題を総合的に解決すべき国際目標として掲げられています。
そしてSDGsは、17の目標と169のターゲットから構成され「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
発展途上国だけでなく、先進国も積極的に取り組まなければなりません。
SDGs 17の目標
SDGsには、17の目標が掲げられています。
- 目標1 貧困をなくそう
- 目標2 飢餓をゼロに
- 目標3 すべての人に健康と福祉を
- 目標4 質の高い教育をみんなに
- 目標5 ジェンダーの平等を実現しよう
- 目標6 安全な水とトイレを世界中に
- 目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 目標8 働きがいも経済成長も
- 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 目標10 人や国の不平等をなくそう
- 目標11 住み続けられるまちづくりを
- 目標12 つくる責任つかう責任
- 目標13 気候変動に具体的な対策を
- 目標14 海の豊かさを守ろう
- 目標15 陸の豊かさも守ろう
- 目標16 平和と公正をすべての人に
- 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
今回は、この中の目標4「質の高い教育をみんなに」についてお話していきます!
質の高い教育をみんなに
この目標の概要は、「すべての人に包摂的で質の高い教育を確保し、生涯学習を促進すること」です。
教育を受けたいけれど、さまざまな原因で受けられない人に対して教育を受ける機会を与えることを指しています。
教育を受ける機会を世界中のみんなに与えることが、SDGs17の目標「質の高い教育をみんなに」です。
では、世界の教育状況からお話していきます。
※「質の高い教育をみんなに」の169のターゲットについて書いてる記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
世界の教育の現状
世界の学校に通えていない子どもや若者は約3億300万人(2018年)にのぼります。
主に、学校に通えていない子どもたちは開発途上国が中心です。
また、学校に通えていても教材不足や教員不足、教育の質が低いなどの原因で、約6億人以上の子どもが読み書きや計算を習得していないと言われています。
子どもたちが自分自身の才能や能力を十分に発揮するためには、質の高い教育を受ける必要があります。
教育不足の原因
教育不足の原因は、
- 貧困
- 紛争や自然災害
- 教員不足
などがあげられます。一つずつ説明していきます。
貧困
貧困は、1日1.9ドル未満で生活をしている人たちのことを指します。
貧困の暮らしを強いられている方たちは、生きていくために子どもに労働をさせなければなりません。
学校に行く時間を労働にあてなけらばならないのです。
※貧困に関する詳しい記事は以下に書いているので、ぜひ興味のある方はご覧ください!
紛争や自然災害
紛争や自然災害に巻き込まれると、住居や職を失うことになります。
生きていくことで精一杯で、教育を受けられる状態ではなくなります。
日本でも大地震が起こった際に、避難生活が続き教育を受けられたのは3.4か月後だったり、新型コロナウイルスが流行した時にも学校が休校になりましたよね。
教育を受けるためには整った環境が必要になります。
教員不足
教員不足は、開発途上国だけでなく先進国でも深刻な問題です。
先進国では教員の志望率の減少が問題ですが、開発途上国では教科書や指導要領がない状態で教えないといけないことが問題です。
教員不足や教員の質の低さが原因で、学校に通えていても正しい教育が受けられない場合があります。
教育不足による影響
教育が受けられないことによる影響は主に3つあります。
- 読み書きができない
- サービスが受けられない
- 仕事を選ぶことができない
一つずつ説明していきます。
読み書きができない
学校に通う目的の一つは、「読み書きができるようになること」です。
世界平均での、15歳以上の識字率(読み書きができる割合)は78%といわれています。
中には、識字率が最も低い国があり、その国の識字率は男性35%・女性15%です。(世界子供白書2017)
生活をしていくうえで、字の読み書きができないと危険の標識が認識できなかったり、計算ができなかったりと困ることが多くなります。
サービスが受けられない
教育が受けられないと悪循環がおこります。
- 学校に通えない
- 字の読み書きができない
- 医療機関や公的なサービスの書類を読むことができない
識字率の延長になるのですが、字の読み書きができないと公的なサービスを受けることが難しくなります。
国がいいサービスを用意しても、受け取ることができないのです。
仕事を選ぶことができない
教育が受けられないと、仕事に就けなかったり就職先が限定されてしまいます。
仕事につくための必要な技術の習得や、人とのコミュニケーション能力を身につけることができず、単純作業や低賃金で不安定な仕事しか就けなくなってしまいます。
不安定な仕事での生活だと、子どもの世代にも貧困が続いてしまう可能性があります。
私たちにできること
私たちができることは、
- 情報共有
- 寄付・募金
- ボランティア
- jica海外協力隊
以上の4つについてお話していきます!
1.情報共有
学校に行けていない子どもについて、正しい情報を広めることは私たちにできることの一つです。
TwitterやInstagram、私のようにブログを書いて広めることもおすすめです!
ご自身が自覚している以上に、皆さん一人ひとりの影響力は大きいです。
より多くの人に正しい情報を知ってもらうことは、SDGsに興味を持ってもらえるチャンスが広がるということです。
興味がないのではなく、知らないだけの人はたくさんいます。
情報を共有するのなら。今日からでもできますね!
2.寄付・募金
寄付や募金は、色々な問題を解決する手助けができます!
教育が受けられない根本的な原因の、貧困や飢餓問題も解決できます。
NPOやNGOの団体に寄付や募金を行うことで、開発途上国の子どもたちの支援をすることができます。
寄付や募金は善意で行うことなので、ご自身のタイミングでご自身が選んだ団体で行ってみてださい!
私のおすすめの団体は、「ワールド・ビジョン」です。
ワールド・ビジョンは、約100カ国で活動する世界最大規模の国際NGO団体です。
「チャイルド・スポンサーシップ」という支援活動を通じて、紛争下にいる子どもたちが健やかに成長できる持続可能な環境を整えることを目指すとともに、「武器」ではなく「知恵」を得ることができるような活動を行っています。
現在では、約50,000人の方が支援活動を行われています。
募金や寄付だけではなく、ボランティアや広める活動といった支援方法もあるので、ぜひ興味のある方は詳細をご覧ください。
3.ボランティア
ボランティア活動に参加することも、現場を知るにはとてもいいことです。
特に、教育系や孤児院のボランティアに参加すると現地の教育の質や教育方法が知ることができます。
ボランティアには参加する自信がなくても、勇気さえあれば大丈夫です!
意外と何とかなりますし、たとえうまくいかないことがあってもいい経験になったと思えます!
興味がある方は、色々な団体がありますので説明を聞いてぜひご自身が気に入った団体に申し込んでくださいね!
4.jica海外協力隊
jica海外協力隊とは、「開発途上国に1~2年間派遣され現地の人と共に、問題を解決していくプログラム」です。
実際に現地に住むことができるので、より現地のことを知り、現地の人と深く関わることができます。
実は私も、大学4年生の時に受けていたのですが、新型コロナウイルスの影響で選考が中止になってしまったのでいけませんでした。
しかし、2021年度から選考が再開しているので興味のある方はぜひ説明会だけでも参加してみたらいかがでしょうか。
私も、2.3年後にもう一度受けてより現地のことも世界のことも知りたいと思っています!
※世界と日本の取り組みについては以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
SDGs17の目標の1つ「質の高い教育をみんなに」についてお話しました。いかがだったでしょうか?
教育と聞くと自分自身には何もできないと思うかもしれないですが、意外とできることはたくさんあります!
まずは、世界で起こっていることの事実を知ることが大切です。
世界の状態は変化していくので、常にアンテナをはっておきましょう!
私も新しい情報をアップしていくので、一緒にできることから始めていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
※「ジェンダーの平等を実現しよう」については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!