SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」169のターゲットをわかりやすく

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SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」169のターゲットをわかりやすく

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

SDGsには17の目標と169のターゲットが制定されています。

各目標の中に、10個程度のターゲットが存在します。

その中でも今回は、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」の169のターゲットについてお話していきます!

この記事は、

  • 169のターゲットとは?
  • SDGsについてもっと詳しく知りたい

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

SDGsとは

SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

持続可能な開発とは、国際連合広報局によると「将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なわずに、現世代のニーズを充足する開発」と定義されています。

また、2030年までに持続可能なよりよい世界を目指すため、世界全体の経済・社会・環境の三側面における課題を総合的に解決すべき国際目標として掲げられています。

そしてSDGsは、17の目標と169のターゲットから構成されており「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

そのためには、発展途上国だけでなく先進国も積極的に取り組まなければなりません。

まとめると、SDGsは「地球環境が破壊されていく中で、子どもや孫世代にいい地球環境を残せるように世界全体で目標を定め、共に力を合わせて達成していこう」ということです。

ざっくりまとめてしまいましたが、なんとなくそんな感じのことなんだなと理解していただけたら十分です!

※SDGsについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

目標13「気候変動に具体的な対策を」

SDGsの17の目標の13つ目「気候変動に具体的な対策を」です。

「気候変動に具体的な対策を」では、「気候変動とその影響に取り組むため、緊急の対策を取るこを目標としています。

気候変動とは、大気の平均状態が変化していくことをいい、具体的には気温の上昇・海水温度の上昇・氷河の減少・生態系の変化などのことです。

気候変動を防ぐ対策と気候変動による災害が起こった時に迅速に対応できるような対策を考えることが課題です。

※「気候変動に具体的な対策を」については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください!

「気候変動に具体的な対策を」のターゲット

「気候変動に具体的な対策を」は、「13.1~13.3」と「13.a、13.b」の計5個のターゲットから構成されています。

ターゲットとは、目標をより細かく具体的に表したものです。

以下が「気候変動に具体的な対策を」のターゲット一覧です。

13.1全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
13.2気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
13.3気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
13.a重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。
13.b後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や青年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する。※国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が、気候変動への世界的対応について交渉を行う一義的な国際的、政府間対話の場であると認識している。

「気候変動に具体的な対策を」のターゲットは大きく3つに分けられます。

  1. 自然災害への対策
  2. 気候変動対策のための政策
  3. 開発途上国への支援

一つずつお話していきます。

1.自然災害への対策(ターゲット13.1)

ターゲット13.1には、すべての国が自然災害に備え、被害があった時には早く立ちなおることができるように書かれています。

国連によると、1995年~2015年の20年間で起こる災害の回数は増え続けていると言われています。

そして、今もなお増え続けている地震や豪雨、熱波などあらゆる自然災害が起こった時の被害を少なくするための対応を考えることが必要です。

例えば、避難用バックの用意や避難経路の確保、地震に備えて耐震工事を行うなど災害に備えた対策が考えられています。

すべての国があらゆる災害に備えられるようにしていくことが目標に掲げられています。

2.気候変動対策のための政策(ターゲット13.2,13.3)

ターゲット13.2,13.3には、気候変動への対応を国ごとで考え、早くから警戒するために教育や啓発をより良いものにし、人や組織の能力を高めることが書かれています。

国によって起こりやすい災害の種類も違うので、国ごとに対策を考えていく必要があります。

アジアでは洪水被害、先進国では熱波や寒波などの異常気温、開発途上国では台風などの嵐による影響が大きいです。

また、気候変動のより良い対策を考えるために、教育の場や地域などでも気候変動について学ぶことが勧められています。

3.開発途上国への支援(ターゲット13.a,13.b)

ターゲット13.a,13.bには、開発途上国や後発開発途上国の気候変動に関する対応を向上させることが書かれています。

低所得国の人々にとって台風やハリケーン、サイクロンなどの「嵐」は、命にかかわる大きな影響をもたらします。

嵐によって命を失う人の89%が低所得国に暮らす人です。

開発途上国や後発開発途上国で暮らす人々にとって、自然災害は命を失う大きな原因の一つなので対策を考える必要があります。

まとめ

SDGs「気候変動に具体的な対策を」のターゲットについてお話しました!

169のターゲットと聞くと「多い」と感じてしまいがちですが、1つの目標ごとに見ていくと実際そんなに多くも難しくもありません。

また、ターゲットを知っておくことで、SDGsの目標への理解や課題もより鮮明になります。

理解を深め、よりよい社会を一緒に作っていきましょう!

最後まで読んでだたきありがとうございました!

※「海の豊かさを守ろう」については以下の記事に書いているので、ぜひ興味のある方はご覧ください!

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