なんで地球温暖化が進んでいるのに雪が降るの?気候変動による雪の影響について

雪 環境問題

なんで地球温暖化が進んでいるのに雪が降るの?気候変動による雪の影響について

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、地球温暖化と雪の関係についてお話していきます。

地球温暖化の影響で「地球の温度があがっている」と言われているのに、なぜ各地で大雪が降るのでしょうか。

この記事は、

  • 地球温暖化なのに雪が降るのはなんで?
  • 今より気温が高くなっても雪は降るの?

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください。

地球温暖化と雪の関係

雪

今後、地球温暖化に対して具体的な対策を立てないままでいると、

2100年頃には20世紀末と比べて日本の年平均気温は4.5℃程度、冬季の平均気温は5℃程度上昇することが予測されます

気象庁「日本の気候変動2020 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—

と気象庁は発表しています。(参照※1)

そして、平均気温が1℃上がると「国内の猛暑日発生回数が1.8倍増える」という研究結果が出ており、気温の上昇による異常な猛暑日が増加すると考えられています。(※2)

しかし、地域によっては雪の量が減るどころか増える可能性もあると言われています。

雪が増えるのはなぜ?

雪

雪と雨は同じ水蒸気が集まった雲の中で作られ、日本海側では地上の気温が2~3℃以下・太平洋側では1~2℃以下で雪が降ると言われており、それ以上の気温の場合は雨が降ります。(※3)

また、気象庁によると日本では大雨の日(1日100㎜や200㎜以上)が100年余りで増えていることが発表されています。

大雨の日が増えている理由として、地球温暖化により海水面の温度が上昇し海の水が蒸発、その水蒸気によって雲が発達することで大雨が降ると考えられています。

そして、大雨の日が増えているということは、気温が下がれば大雪になる可能性があるということです。

東日本や西日本などの気温が極端に低くならない地域の雪の量は減るが、元々寒い地域(北海道など)では大雪の日が増えると考えられています。(※1)

短期間で降る大雪「ドカ雪」が増える⁉

雪

本州の気温が低い地域や東北、北海道などでは厳冬期に短い時間で大雪が降る「ドカ雪」の頻度が増えると予測されています。

また、気温が下がらず雪にならない場合でも、雨として地上に降ってくるので「冬の雨」が増えることも考えられます。

地球温暖化で気温が上がるからといって暖かい日や晴れの日ばかりが続くわけではなさそうです。

まとめ

雪

地球温暖化と雪の関係についてお話しました。

地球の気温が上がるからと言って雪が降らなくなることはありません。

しかし、全く降らなくなる地域やドカ雪が発生する地域など、極端な地域が増えることが予想されています。

数年後、住んでいる地域で雪が見れなくなるかもしれませんね。

私たちも積極的に地球温暖化対策に取り組んでいきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

※個人で取り組める地球温暖化対策については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

参照

※1  気象庁「日本の気候変動2020 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—

※2 気象庁気象研究所・東京大学大気海洋研究所ほか共同プレスリリース「平成30年7月の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と猛暑発生の将来見通し

※3 松尾敬世「雪と雨をわけるもの

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