SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」169のターゲットをわかりやすく

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SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」169のターゲットをわかりやすく

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

SDGsには17の目標と169のターゲットが制定されています。

各目標の中に、10個程度のターゲットが存在します。

その中でも今回は、SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の169のターゲットについてお話していきます!

この記事は、

  • 169のターゲットとは?
  • SDGsについてもっと詳しく知りたい

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

SDGsとは

SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

持続可能な開発とは、国際連合広報局によると「将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なわずに、現世代のニーズを充足する開発」と定義されています。

また、2030年までに持続可能なよりよい世界を目指すため、世界全体の経済・社会・環境の三側面における課題を総合的に解決すべき国際目標として掲げられています。

そしてSDGsは、17の目標と169のターゲットから構成されており「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

そのためには、発展途上国だけでなく先進国も積極的に取り組まなければなりません。

まとめると、SDGsは「地球環境が破壊されていく中で、子どもや孫世代にいい地球環境を残せるように世界全体で目標を定め、共に力を合わせて達成していこう」ということです。

ざっくりまとめてしまいましたが、なんとなくそんな感じのことなんだなと理解していただけたら十分です!

※SDGsについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

SDGsの17の目標の7つ目「エネルギーをみんなにそしてクリーンにです。

「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」では、「手ごろな価格で、信頼できる持続可能な現代的エネルギーをすべての人が利用できるようにすることを目標としています。

国連によると、2018年時点で電気を利用できていない人口は7億8900万人と言われています。

特に、サハラ以南のアフリカでは約5億4800万人が電力不足に悩まされています。

電気の料金は国や地域によって異なり、主要先進国の中ではドイツが一番高くアメリカが最も低い価格を維持しています。(経済産業省)

誰もがエネルギーを利用できるような価格設定と、持続可能な社会を可能にしていくための再生可能エネルギーの利用が今後の課題です。

※「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」については以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」のターゲット

「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」は、「7.1~7.3」と「7.a、7.b」の計5個のターゲットから構成されています。

ターゲットとは、目標をより細かく具体的に表したものです。

以下が「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」のターゲット一覧です。

7.12030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
7.22030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
7.32030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
7.a2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
7.b2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国の全ての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。

「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」のターゲットは大きく3つに分けられます。

  1. 現代的なエネルギーサービスにアクセスするためのインフラ整備
  2. 再生可能エネルギーの利用促進と開発
  3. エネルギーの効率化

一つずつお話していきます。

1.現代的なエネルギーサービスにアクセスするためのインフラ整備(ターゲット7.1,7.b)

ターゲット7.1,7.bには、現代的なエネルギーサービスへのアクセスと、インフラ整備や開発について書かれています。

電気を利用できる世界人口の割合は、2010年の83%から2018年には90%に増加しました。

それでも、2018年では7億8900万人(農村部では85%)が未だ電力にアクセスできていません。

そのため誰もが電力にアクセスできるようインフラ整備と開発の促進が目標に掲げられています。

2.再生可能エネルギーの利用促進と開発(ターゲット7.2,7.a)

ターゲット7.2,7.aには、再生可能エネルギーの利用促進と開発について書かれています。

再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力、火力などの自然の力を利用したエネルギー源のことです。

再生可能エネルギーは、発電時にCO2を排出しないことやエネルギー自給率の向上に貢献することから導入が進められています。

環境エネルギー政策研究所の発表によると、日本の2020年度の再生可能エネルギーの比率は、総発電量のうち20.8%を占めていると報告されています。

その他の世界中の国でも再生可能エネルギーが導入されており、利用率の高い国(北欧など)では総発電量の80%を超える国も存在します。

再生可能エネルギーの開発を進めることで、どの国でも自国でエネルギーを生み出すことができ、誰にでも供給することが可能になります。

3.エネルギーの効率化(ターゲット7.3)

ターゲット7.5には、エネルギーの効率化について書かれています。

エネルギー効率をよくするとは、同じ量のエネルギー源からより多くの電力や力を生み出せるようにすることです。

すべてのエネルギーを無駄にすることなく電気エネルギーに変換できれば、発電効率は100%となり効率的な設備といえます。

例えば、太陽光発電の際に取り入れられる光エネルギーから電気に変換する際にはエネルギーロスが生じます。

このエネルギーロスを最小限にし、より多くのエネルギーを生み出すことが目標に掲げられています。

まとめ

SDGs「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」のターゲットについてお話しました!

169のターゲットと聞くと「多い」と感じてしまいがちですが、1つの目標ごとに見ていくと実際そんなに多くも難しくもありません。

また、ターゲットを知っておくことで、SDGsの目標への理解や課題もより鮮明になります。

理解を深め、よりよい社会を一緒に作っていきましょう!

最後まで読んでだたきありがとうございました!

※「働きがいも経済成長も」については以下の記事で書いているので、ぜひ興味のある方はご覧ください!

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