プラスチックごみ問題の世界や日本の現状と対策~私たちにも今日からできること~

環境問題

プラスチックごみ問題の世界や日本の現状と対策~私たちにも今日からできること~

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、プラスチックごみ問題と今日から私たちができることについてお話していきます!

この記事は、

  • プラスチックごみ問題の現状が知りたい
  • 私たちが取り組めることはあるの?

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

プラスチックごみ問題とは?

プラスチックごみ問題とは、プラスチックごみが適切に処分されずに海や川に流れ、海洋汚染や生態系に影響を与えており世界中で問題視されていることです。

ポイ捨てされたり、正しい処分が行われないことでプラスチックごみは生まれます。

プラスチックごみが海に流れると海の生物に大きな影響を与えてしまいます。

WWF(世界自然保護基金)によると、海洋生物の約700種類のうち、92%がプラスチックの影響で傷つけられたり死んだりしていると述べられています。

また、プラスチックごみは海洋生物だけでなく私たちの人体にも影響を与えます

マイクロプラスチックと呼ばれる5ミリ以下の細かい粒子状のプラスチックは、魚がエサと間違えて食べてしまうことがあります。

そして、マイクロプラスチックを食べた魚を私たち人間が食べると、知らず知らずのうちに体内にプラスチックを取り込んでしまうのです。

プラスチックごみ問題の現状

プラスチックごみ問題の現状を世界と日本にわけてお話します。

世界

プラスチックはペットボトルやビニール袋をはじめ、衣類や自動車にも使われています。

世界のプラスチックの年間生産量は、約3.8億トン過去50年間で20倍増加しています。

また、すでに世界の海には合計1億5000万トンが存在していると言われています。そして、年間800万トンが新しく海に流れ出ています。

特にアジア諸国から海に流れ出しているプラスチックごみが、全体の82%を占めているようです。

安価で生産しやすく、使い捨て用として使われるプラスチックは世界でも生産量がすごく多いですね。

プラスチックの原材料は主に石油です。このままプラスチック製品を量産していけば2070年には石油がなくなるともいわれています。

海に流れでるプラスチックも問題視されていますが、石油の枯渇も問題視されています。

日本

なんと一人当たりのパッケージ用プラスチックごみの発生量は、1位がアメリカで2位は日本です。

日本では、国民一人当たりが排出するプラスチックごみの量は年間約32㎏1日当たり約88gの量を捨てていることになります。

大型サイズのレジ袋が1枚約10gなので、1日当たり約9枚のレジ袋を捨てていることになります。

みなさんの日常にもプラスチックがあふれていますよね?

例えば、スーパーでは野菜が一つずつ包装されておいてあったり、使い捨て用のカップはほどんどプラスチックでできていると思います。

海外の方が日本に来て驚くことの一つが、「日本はプラスチックが多い」ということをよく聞きます。

世界各国に比べると日本のプラスチック対策は遅れているようです。

プラスチックごみ問題の対策

世界と日本のプラスチックごみ対策とまとめました。

世界

先進国をはじめとする世界各国でプラスチックごみ対策が進んでいます。

特にヨーロッパでは、使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する法案が可決されるなど国全体で積極的に取り組んでいます。

また、中国では「外国ごみの輸入禁止と固形廃棄物輸入管理制度改革の実施計画」が発表され、プラスチックごみの輸入が制限されています。

UNEP(国連環境計画)によると、世界の127カ国がレジ袋の法規制を実施し、83カ国は無料配布を禁止しています。

世界では、日本よりも先にレジ袋の無料配布の禁止を実施していたり、国をあげてプラスチックごみ対策に取り組んでいます。

日本

日本では、プラスチックをはじめとするごみの分別回収は世界でもトップクラスです。

そして、日本のプラスチックごみのリサイクル率は84%と発表させており、こちらも世界の中では高い方です。

リサイクルといっても、「マテリアルリサイクル」「ケミカルリサイクル」「サーマルリサイクル」の3つに分けられます。

  • マテリアルリサイクルは、モノからモノを作る(23%)
  • ケミカルリサイクルは、分解して化学原料に使用する(4%)
  • サーマルリサイクルは、燃やした時に出る熱エネルギーを利用する(57%)

サーマルリサイクルは海外ではリサイクル率に換算されず、マテリアルリサイクルのみをリサイクル率として計算されています

なので、世界基準でみると日本のリサイクル率は23%ということになります。

日本はリサイクル率が高いと思われていますが、実際はそんなに高くないのが現状です。

しかし、2020年にはレジ袋が有料になったり、紙ストローが使われ始めたりと私たち消費者も自然と取り組めるようになりました。

今日から私たちができること

私たちにも、今日から取り組めるプラスチックごみ対策があります。

5つ紹介していきます!

  1. マイ〇〇〇を持ち運ぶ
  2. 保存容器を使う
  3. ごみを正しく分別する
  4. ごみを見つけたら拾う
  5. 買取サービスを利用する

一つずつ詳しく説明していきます!

1.マイ〇〇〇を持ち運ぶ

マイバック・マイボトル・マイストローなどを持ち運ぶことで、プラスチックごみを削減することができます。

レジ袋が有料になってからマイバックを持ち運ぶ方は増えたのではないでしょうか?

マイバックだけでなく、ペットボトル製品を避けるという意味でもマイボトルの持ち運びはおすすめです!節約にもなります。

2.保存容器を使う

ふたつきの保存容器を使い、ラップの使用を減らすこともおすすめです。

また、何度も洗って使えるラップ製品「エコラップ」もあります。

上手く活用していきたいですね!

3.ごみを正しく分別する

ごみを正しく分別することができれば、リサイクル利用される可能性が高まります。

特にペットボトルは、キャップやラベルをはがし、軽くゆすいで捨てるとリサイクル用品として使われます!

手間はかかりますが、地球のために今後リサイクルされると思うと頑張れますね!

4.ごみを見つけたら拾う

道端にごみが落ちていることってよくありますよね?

そういうごみが海に流れることで、海洋汚染が広がります

徳を積むという気持ちでごみを見つけたら拾っていきましょう!

メジャーリーグの大谷選手もごみ拾いを積極的に行っているそうです!

また、ごみ拾いを広げるSNS「pirika」というアプリも存在します。

ごみを見つけたら写真を撮り、投稿することで他の人から「ありがとう」がもらえるアプリです。

私も利用していますが、他の人のためになっていると実感できるのですごく気持ちがいいです!

興味がある方はぜひ調べてみてください!

5.買取サービスを利用する

家具や家電とはじめとする物は、ごみとして捨てる前に買取サービスを利用しましょう!

自分がいらない物でも、他の人には必要とされるかもしれません。

物を長く使うことは、プラスチック製品に限らず地球環境にいいことです。

まとめ

プラスチックごみ問題の現状から今日から私たちができることについてお話しました!

意外と今日から取り組めることは多いです。

私たちが少しずつ意識していくことで地球環境を守ることができます。

一緒に取り組んでいきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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