食品ロス削減で環境に優しい暮らしに!食べることがサステナブルな暮らしになる
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、食品ロスをサステナブルについてお話していきます!
この記事は、
- 食品ロスについて知りたい
- 身近にできるサステナブルが知りたい
といった方の参考になると思います。
ぜひ最後までご覧ください!
食品ロスとは?
食品ロスとは、「本来なら食べられる食品が捨てられてしまうこと」を指します。
主に、「賞味期限が切れる」「傷んで食べられなくなる」「食べ残し」の食品のことです。
食品ロスについて農林水産省によると、
- 日本の食品廃棄物等は年間2,531万トン
- その中での食品ロスの量は年間600万トン
- 日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約47kg
- 日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てていることになる
と言われています。
食品ロスの中でも、家庭から出る食品ロスと食品製造などの事業からでる食品ロスの2つに分けられます。
家庭系の食品ロスが全体の46%、事業系の食品ロスが54%の割合です。
家庭からでる食品ロス量が想像以上に多いことがわかります。
また、世界の食料廃棄率は年間約13億トンで、人間が食べるために作られた食品のおよそ3分の1が廃棄されています。
本来なら食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が、日本だけでなく世界の問題としても取り上げられています。
サステナブルとは?
サステナブルとは、「持続可能な」という意味です。
「持続可能な」とは、私たちが地球の資源や自然を破壊することなく住み続けられるように暮らし方を変えていくということです。
今この瞬間も、地球環境はどんどん破壊されています。
このままでは地球に人間が住めなくなってしまうことを危惧して、サステナブルの概念が生まれました。
食品ロスも地球環境破壊の要因の一つとなっています。
※サステナブルについての詳しい説明は以下の記事に書いているので、ぜひ参考にしてください!
食品ロス削減になぜ取り組むべきなのか
食品ロス削減に取り組むべき理由は3つあります。
- 廃棄食品の環境悪化
- 途上国の食糧不足
- 人口増加による食糧危機
一つずつお話していきます!
1. 廃棄食品の環境悪化
残ったり余ったりした食べ物は、ゴミとして処分されます。
ゴミは焼却処理されますが、その際にCO₂が排出されます。
CO₂は地球温暖化の最大要因とも言われており、世界各国でCO₂削減のための取り組みがなされているほどです。
食品ロス量が増えると廃棄されるたびにCO₂の排出量も増え、地球温暖化につながります。
なので、食品ロスを削減することができるとCO₂の排出量も抑えられ、地球環境を守ることができます!
2. 途上国の食糧不足
現在、約77億人が地球で生活をしていますが、途上国を中心に8億人以上(約9人に1人)が十分な量の食べ物を口にできず、栄養不足で苦しんでいます。
にも関わらず、日本をはじめとする先進国では本来ならば食べることのできた食べ物を捨てる「食品ロス」があるのが現状です。
特に日本は食料自給率も低く、62%が輸入に頼っています。
大量の食品を輸入しているのに、大量に廃棄してしまっているのです。
食品ロスを減らすことができたら、栄養不足で困っている途上国の人々に食料を供給できるかもしれません。
3. 人口増加による食糧危機
世界人口が2050年には、約97億人にのぼると言われています(国連による世界人口推計2019年版)。
現状でも、途上国を中心に十分な食料がいきわたっていないのに、これ以上人口が増えたらさらに食料が足りなくなってしまいます。
栄養不足に苦しむ人が増え、貧困が加速してしまいます。
貧困や栄養不足に苦しむ人をこれ以上増やさないためにも、食品ロス削減に取り組む必要があります。
今日からできること
自炊する場合と外食する場合では、気をつけるポイントは違います。
それぞれ、今日から取り組めることをお伝えしていきます!
自炊する場合
自炊する時に気を付けるポイントは3つあります。
- 賞味期限を確認する
- 冷凍保存を活用する
- 買いすぎない・作りすぎない
一つずつお話していきます!
1.賞味期限を確認する
家にある食品の賞味期限を確認して、賞味期限の近い食品から消費することを心がけてください。
また、買う時も賞味期限を確認して食べきれる量なのかを把握することも大切です。
食べきる量を買う・使うことで節約にもなります!
2.冷凍保存を活用する
賞味期限が切れそうなものだったとしても、冷凍保存をすることで賞味期限が伸びる食品もあります。
食品の正しい保存方法を知るだけでも長持ちします。
大体の食品は冷凍保存できるので、どんどん活用しましょう!
3.買いすぎない・作りすぎない
「安いから買いすぎた、買いすぎたから作りすぎて余ったので捨てた」は、決して安い買い物ではないですよね。
消費できる適切な量を買うことを心がけてください。
買ったのに食べないは一番もったいないので、買う時に「本当に食べきれるのか?」と自問自答することが大切です!
外食する場合
外食する時に気をつけるポイントは3つです。
- 少しずつ注文する
- 残さず食べる
- 食べきれなかったら持って帰る
一つずつお話していきます!
1.少しずつ注文する
少しずつ注文することで、注文し過ぎるのを防ぐことができます。
お腹が空いている状態だといくらでも食べれるように感じてしまいますが、食べ始めると意外と食べれなかったりしますよね。
食べ残しを防ぐという意味でも、少しずつ注文するのは有効です!
2.残さず食べる
「残さず食べる」は、簡単なようで難しいですよね。
注文しすぎたりすると、お腹がいっぱいな状態で食べないといけません。
自分の胃を大きくするために食トレをするか、よく食べる友達と一緒に食べるか、食べれる量を注文するかの三択だと思います(笑)
3.食べきれなかったら持って帰る
もし食べきれなかった場合は、店員さんに持って帰れるか聞いてみてください。
大体のお店は、持って帰らせてくれます。
私も飲食店で働いたことがありますが、残されるより、持って帰ってもらった方が断然嬉しいです!
まとめ
食品ロスについてお話しました!いかがだったでしょうか?
食品ロス削減は身近なところから取り組むことができます。
そんなに食料を廃棄しているつもりはなくても、意外と多いものです。
「食べ物は捨てないぞ!」という意識で生活してみてください。
また、余裕があれば飲食店が取り組んでいる食品ロス対策にも積極的に参加してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!