再生可能エネルギーの世界と日本の普及率は?現状と今後の可能性について

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再生可能エネルギーの世界と日本の普及率は?現状と今後の可能性について

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、再生可能エネルギーの現状と今後の可能性についてお話していきます。

この記事は、

  • 再生可能エネルギーって何?
  • 再生可能エネルギーの現状が知りたい
  • 再々可能エネルギーは今後どうなっていくの?

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

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再生可能エネルギーとは

再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力など「自然の力を利用して生み出されるエネルギーのこと」です。

再生可能エネルギーは、自然の力を利用して生み出されるので、絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギーとして注目されています。

また、エネルギーを生み出す時に二酸化炭素を排出しないことから、地球環境にもいいクリーンなエネルギー源としても注目されています。

日本では、1997年に制定された京都議定書で温室効果ガスの排出が規制されたため、再生可能エネルギーを導入しはじめました。

それまでは、石油や石炭などの化石燃料をエネルギー資源として利用していましたが、化石燃料は「限りある資源」であることが分かっています。

石炭とウランが100年ほど、石油、天然ガスは50年ほどと見られています。

そのため、再生可能エネルギーを利用した発電方法を普及させ、エネルギーの枯渇化も地球環境も守ろうという動きが高まっています。

※再生可能エネルギーについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

再生可能エネルギーの現状

再生可能エネルギーの利用は日本のみならず、世界でも年々増加しています。

では、世界全体の普及率と日本国内の普及率をそれぞれお話していきます。

世界全体

IRENA(国際再生可能エネルギー機関)が公表した「再生可能エネルギー容量統計2021」によると、「2020年の世界の再生可能エネルギーの新規導入容量は前年比45.1%増の261ギガワット(GW)と過去最高に達したことが報告されています。

これにより、世界の設備容量に占める再生可能エネルギーの比率は、2019年の34.6%から2020年は36.6%に増加しました。

発電方法別にみると、それぞれの新規導入容量は太陽光が127GW、風力が111GW、水力が20GW、バイオマスが2GW、地熱が164MWで、太陽光および風力が容量増加分の91%を占めています。

国別にみると、再生可能エネルギーの発電容量増加を牽引したのは中国および米国で、中国の新規導入容量は前年比2.1倍の136GW、米国は79.3%増の29GWとなっており、中国と米国の2カ国で世界の新規導入容量の約6割を占めています。

また、再生可能エネルギーの発電にかかるコストが低下していることも普及を後押ししていると考えられおり、太陽光発電のコストは、2010年から2019年にかけて82%減少したといわれています。

さらに、「世界の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は2025年までに33%に達し、石炭に代わる最大の電力供給源となる」と予測されており、2021年以降も再生可能エネルギーの導入と普及拡大は一段と進むと考えられています。

日本

ISEP(環境エネルギー政策研究所)によると、「2020年度の日本国内の年間発電電力量に占める自然エネルギー(再生可能エネルギー)の割合は21%に達した」ことが発表されています。

日本国内の自然エネルギーの年間発電電力量が2010年度と比較して2020年度には約1.9倍も増加しました。

発電方法別でみると、太陽光と風力を合わせた変動する自然エネルギーの割合が約10%となっており、太陽光発電を中心に自然エネルギー電力の割合が地域によっては急速に増加しつつあります。

2020年末の時点で日本では太陽光発電の累積導入量が約7000万KWに達しており、中国、アメリカに次ぐ世界第三位の太陽光発電の累積導入量となっています。

日本では、2012年7月にFIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度のことで、一般家庭や事業者が再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が買い取ることを国が約束する制度)を開始したことにより、再生可能エネルギーが普及しました。

2030年のエネルギーミックス案(再生可能エネルギーの使用を約36~38%程度)実現に向けて、今後も増加していくことが考えられます。

再生可能エネルギーの今後の可能性

再生可能エネルギーが、世界全体そして日本国内でも増加していることがお分かりいただけたかと思います。

再生可能エネルギーが普及すると、CO₂の排出量を抑えられるだけでなく、エネルギー自給率の向上も期待できます。

今後、世界人口は増加し2050年には95億人を超えると予想もされています。

人口が増えることでエネルギー使用量も確実に増加することから、再生可能エネルギーの需要はますます高まることが考えられます。

しかし一方で、エネルギー変換効率が低いことや天候に左右されやすいこと、発電コストが高いことなど課題も残されています。

需要の増加に伴う技術開発と導入費用の低下により発電コストの低下やその他の課題解決が必要になってきます。

まだまだ改善は必要ですが、今後の再生可能エネルギーの需要は確実に高まり、世界中で利用が増加すると言えます。

まとめ

再生可能エネルギーの現状と今後の可能性についてお話しました。

再生可能エネルギーの利用が年々高まっていることから、今後私たちの暮らしにより身近な存在になることが考えられます。

近年では、豪雨や地震などによる停電被害も多くなり、災害に備えた非常用電源としても利用できることから需要が高まりつつあります。

皆さんもぜひこの機会に再生可能エネルギーの利用を考えてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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