Netflix 「ゲームチェンジャー」菜食アスリートは強い!?

ヴィーガン

Netflix 「ゲームチェンジャー」菜食アスリートは強い!?

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、私がヴィーガンに興味を持ったきっかけのNetflix「ゲームチェンジャー」についてお話します!

この記事は、

  • Netflix「ゲームチェンジャー」ってどんな映画?
  • 菜食主義が強いって本当?

といった方におすすめの記事です!

ぜひ最後までご覧ください!

菜食主義とは

映画の中心となる、「菜食主義」特に「ヴィーガン」について説明します。

ヴィーガンとは、Wikipediaによると以下のように書かれています。

ヴィーガニズム: veganism)は、人間ができる限り動物を搾取することなく生きるべきであるという主義。英国にあるVegan Societyの定義によるとヴィーガニズムとは、「衣食他全ての目的に於て‐実践不可能ではない限り‐いかなる方法による動物からの搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方を表す。」

Wikipedia:ヴィーガン

つまり、動物性のモノを一切取り入れないライフスタイルのことです。「食べない」だけでなく「使わない」のです。

食事では、「お肉・魚・卵・乳製品・はちみつ」を食べませんし、暮らしでは、「革製品や毛皮、動物実験された製品」などは取り入れません。

本来、ヴィーガンは食事面だけではなく生活全体(ライフスタイル)のことを指しているのですが、映画の中でのヴィーガンは、食事面だけのことを指していたように感じました。

なので今回は、食事面を中心に話を進めていきます。

※菜食主義についてのより詳しい記事は以下で書いていますので、興味のある方はぜひご覧ください!

ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実

ゲームチェンジャーは、2019年に監督ルイ・プシホヨスによって制作された「菜食主義アスリートに注目したドキュメンタリー映画」です。

元プロ総合格闘家のジェイムス・ウィルクスが主演・ナレーターを務めており、ご本人も試合でケガをしたことをきっかけにあらゆる論文を読み、菜食アスリートにたどり着いたようです。

他にも、アーノルド・シュワルツェネッガールイス・ハミルトンなど菜食生活を行っている著名人もでてきます。

あらすじ

Netflixで書かれているあらすじは、

UFCで戦った総合格闘家が時代の最先端を走る科学者やトップアスリートに話を聞き、食生活が運動能力や健康に及ぼす影響を探求する。人間にとって最適な食事とは?

Netflix:The Game changers

となっていて、菜食アスリートに密着・インタビュー形式で話が進んでいきます。

肉食の格闘家vs菜食の格闘家の試合や、肉食から菜食に変えてパフォーマンスが向上したアスリートなど各競技で記録を残している菜食アスリートが登場します。

肉食と菜食を歴史や栄養、病気にかかるリスクなどと比較して、「肉食より菜食の方が素晴らしい」ことを伝えています。

なので、この映画では「肉食アスリートより菜食アスリートの方が強い」ことを表しているデータがたくさん出てきて話が進んでいきます。

映画中にでてくる情報

映画中には、あらゆる論文や研究結果がでてきます。

  • 旧石器時代から、人間は菜食だった
  • 昔の剣闘士(ホーディオアリ)の骨ミネラル度は高く、骨を調べると菜食だった
  • すべてのたんぱく質は植物由来で動物は経由しているだけ
  • 植物にすべてのアミノ酸(アミノ酸はたんぱく質の元)が含まれている
  • フットボール選手に動物性食品を食べた後と植物性食品を食べた後で血液検査とした結果、動物性食品を食べた後の方が血液が濁っていた
  • 動物性食品は体内(特に消化中)で炎症を引き起こす
  • 植物性食品は抗酸化物質が含まれているので炎症を抑える
  • 菜食はビタミンB12が摂取できないと言われているが、菜食だけでなく全人口の39%がビタミンB12が不足している
  • 加工肉や牛乳には発がん性がある
  • 動物性食品を生産する畜産は、農地の83%使用している

以上の他にも、映画中にはきちんとした論文や研究結果が示された情報がたくさんでてきました。

映画にでてくる情報は、基本的に菜食のメリット・肉食のデメリットを表す情報ばかりです。

この映画では「肉食より菜食の方が強い」ことが前提とされているので、菜食のメリットばかりがでてくるのは仕方がないことかなと思います。

私が一番影響を受けた情報

映画の中で特に、私が影響を受けた情報があります。

  • 畜産が農地の83%を使用している
  • 世界の川の25%が海まで届いておらず、途中で家畜を育てるのに使われている
  • ハンバーガー1個作るのに、2400ℓの水を使用している
  • 畜産の排気量は世界の全輸送形態の排気量と同じ

など、畜産が環境に大きなダメージを与えていることが衝撃でした。

映画は主に、菜食アスリートの食事面を中心に話が進んでいたので、畜産が環境に与える影響についての情報は少なかったのですが十分衝撃的でした。

※畜産が環境にダメージを与えていることに関しては以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!

疑問点

菜食アスリートの素晴らしさや肉食の危険性などは分かったのですが、映画を観ていていくつか疑問な点があったのでお話していきます。

  1. 菜食のデメリットが述べられていない
  2. 大量に肉を食べているアスリートと完全菜食アスリートの比較で、中間層がなかった
  3. 肉食アスリートで成績を残している方の紹介がされていない

一つずつ詳しくお話していきます。

1.菜食のデメリットが述べられていない

映画では、菜食のメリットばかりが述べられていてデメリットが一つも述べられていませんでした。

実は、菜食の健康面を争う研究はたくさんされており、菜食のデメリットの研究もされています。

菜食を勧めている映画なので、デメリットの情報がでてこないのは当然かなと思いますが、あまりにもでてこなさすぎるので少し洗脳に近いなと思いました。

映画の情報を鵜呑みにして、判断してしまう方もいるかもしれないので少し怖い映画だなと思いました。

2.大量に肉を食べているアスリートと完全菜食アスリートの比較で、中間層がなかった

映画の中ででてくる肉食アスリートは、ステーキやチキンなど大量の肉を食べているアスリートばかりでした。

アスリートの中には、肉食でもなく菜食でもない中間層のアスリートがいるはずなのに、極端なアスリートばかりを取り上げて比較していました。

極端にお肉ばかり食べるアスリートも少ないと思うし、視聴者に菜食の素晴らしさを伝えたかったら中間層のアスリートとの比較もしてほしかったなと思いました。

視聴者の中でも、中間層が多いと思うので中間層と菜食を比較して、菜食の方がいい結果が出せるとわかったら取り組みやすいのになと感じました。

3.肉食アスリートで成績を残している方の紹介がされていない

肉食でもいい結果を残しているアスリーは絶対にいます

しかし、肉食でいい結果を残しているアスリートは取り上げずに、菜食でいい結果のアスリートのみの話をしています。

肉食より菜食の方が強いというなら、肉食アスリートの話にも触れる方がよかったのじゃないかなと思いました。

まとめ

ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実についてお話しました。

この映画は、私がヴィーガンを知り、興味をもつきっかけにもなった映画なので菜食に興味のある方にはおすすめの映画です。

しかし、疑問点でも述べたように映画で描かれていること自体は真実なのですが、描かれていないこともあるので気を付けて観てください。

私は畜産が環境破壊を進めていることが衝撃的で、1ヵ月間ヴィーガン生活をはじめました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※ヴィーガン生活については以下の記事に書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!

タイトルとURLをコピーしました