SDGs目標2「飢餓をゼロに」~世界と日本の取り組み事例~

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SDGs目標2「飢餓をゼロに」~世界と日本の取り組み事例~

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、SDGsの目標2「飢餓をゼロに」の世界と日本の取り組みについてお話していきます。

この記事は、

  • SDGsについて知りたい
  • SDGsの取り組みが知りたい

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

SDGsとは

SDGs17の目標

そもそも「SDGsとは?」からお話していくので、すでに知っておられる方は飛ばしてください!

SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のことです。

17のゴールと169のターゲット、232の指標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

SDGsは、前身である「MDGs」で残った課題や新たに出てきた課題を解決するために、世界共通の目標として定められました。

「持続可能な開発目標」と聞くと難しい感じがしますが、「地球環境を守りながら、あらゆる課題を解決していくための世界共通の目標」という認識で大丈夫です!

※SDGsやMDGsについて詳しく書いている記事もありますので、ぜひ参考にしてください!

目標2「飢餓をゼロに」

SDGs目標2「飢餓をゼロに」

SDGsには17の目標がありますが、目標2は「飢餓をゼロに」です。

「飢餓をゼロに」の目標の概要は、「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成し、持続可能な農業を促進すること」です。

飢餓とは、十分な食事がとれず、栄養不足となり生存と社会的な生活が困難になっている状態のことです。

飢餓をなくすとともに、持続可能な農業スタイルを確立し、人口増加にも備えられるようにすることが目標となっています。

現状

国連の「世界の食料安全保障と栄養の現状」の報告書によると、2018年時点で世界の飢餓人口は約8億2000万人以上(約9人に1人)にのぼると報告されています。

また、世界の飢餓人口は減少することなく、3年連続で増加していることも発表されています。(WFP「世界の飢餓人口は3年連続で未だ減少せず、肥満は依然増加傾向-国連の報告」)

地域別にみるとアジアで約5億1400万人アフリカで約2億5600万人アジアが全体の約70%を占めているのが現状です。

※飢餓をゼロにについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

世界と日本の取り組み事例

「飢餓をゼロに」の世界と日本の取り組みについてそれぞれお話していきます。

世界

飢餓の多い国や地域に対して、食料を届けることはもちろん、農業支援や食品ロス削減に取り組んでいる団体や国があります。

今回は、国連WFPの活動と食品ロスが世界で少ない北欧の取り組みについてお話していきます。

【国連WFPの活動】

国連WFPは、飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関です。

国連WHPでは、以下の方法で飢餓をゼロにする取り組みを行っています。

  • 最も弱い立場にある人を最優先に助ける
  • 農家と市場をつなぐため、流通網の整備
  • 食品ロスの削減
  • 持続可能な作物の推進
  • 子どもや授乳中の母親の栄養改善

国連WFPでは、食料を支援するだけでなく、支援を受ける側が自立できるようにする取り組みも行われています。

【北欧の取り組み】

フィンランドやスウェーデン、デンマークを中心とした北欧の国々では、食品ロス削減の取り組みが進んでいます。

その結果、SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)とドイツのベルテルスマン財団が発表した報告書「Sustainable Development Report 2021」では、北欧諸国が上位占めています。

この報告書は、国ごとにSDGsの達成度を点数化してランキングを示したもので、1位はフィンランド、2位はスウェーデン、3位はデンマークという結果が発表されています。

北欧では、

  • 食品ロス削減のためのアプリの開発
  • 売れ残りをおいしく調理するレストラン
  • 食品値引きの活用

などといった取り組みを積極的に行っています。

北欧は食品ロスをはじめ、環境問題に対して意識が高く、日本よりも進んだ取り組みを行っています。

日本

日本でもNPOやNGO団体が、食料支援や農業技術支援を行っています。

また、各自治体による食品ロス削減のための取り組みや、食に関する企業が「飢餓をゼロに」に取り組んでいます。

例えば、味の素株式会社では、食品加工技術代替えできる調味料の開発といった技術や、栄養改善プロジェクトという支援活動など、幅広い取り組みが行われています。

他にも、株式会社日本フードエコロジーセンターは、捨てられてしまう食品を活用した液体飼料の製造を行い「飢餓をゼロに」に対して積極的に取り組んでいます。

世界と比べると日本の取り組みは遅れていますが、SDGsに貢献する企業や団体は増加してきています。

その他の企業の取り組みについては「外務省:JAPAN SDGs Action Platform」に掲載されています。

まとめ

「飢餓をゼロに」の世界と日本の取り組み事例についてお話しました。いかがだったでしょうか?

飢餓をゼロにするための取り組みが、食料支援だけではないことがおわかりいただけたかと思います。

食品ロスや食品廃棄物の削減は、今日からでも行える行動です。

できることから少しずつ行動して行きましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

※「すべての人に健康と福祉を」については以下の記事に書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!

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