ミートフリーマンデー~週に一度のヴィーガン生活の過ごし方~
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、私が週に一度行っているヴィーガンの日の過ごし方についてお話します!
この記事は、
- ヴィーガンに興味がある
- ヴィーガンの過ごし方を知りたい
といった方の参考になると思います!
ぜひ最後までご覧ください!
※ヴィーガン1週間の食事を以下の記事で公開しているので、興味のある方はぜひご覧ください!
ヴィーガンとは?
まず、ヴィーガンについてお話します!
もう知ってるよって方は飛ばしてください!
ヴィーガンとは、動物性の食事やモノを使わない選択をするライフスタイルのことを指します。
主に、食事面のことで使われることが多いです。
お肉・魚・卵・乳製品・はちみつをはじめとした動物性食品は食べません。
ヴィーガンになる理由はさまざまですが、健康・動物性愛護・環境保全のためになる方が多いようです。
私も、環境のためになるべく動物性食品は食べないようにしています。
※ヴィーガンについての詳しい記事はこちらに書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!
ヴィーガンのメリット
ヴィーガンになるといいことやメリットがあります!
健康面・精神面・環境面の3つの観点について、それぞれお話していきます!
- 生活習慣病のリスクの軽減(健康面)
- 心が軽くなる(精神面)
- 環境保全につながる(環境面)
1.生活習慣病のリスクの軽減
アメリカで行われた研究「ビーガン ダイエットの健康への影響: 肉なしを超えて: アドベンチスト コホートからの調査結果」で、プラントベースの食事をすることで糖尿病のリスクが軽減することを発表しました。
プラントベースとは、豆類・ナッツ・野菜・果物などの植物由来の食事のことです。
研究チームにより、動物性食品を減らしプラントベースの食事を増やすことで、糖尿病のリスクが20%低減されることが明らかになりました。
また、動物性食品はガンになるリスクが高まるともいわれています。
ヴィーガンはプラントベースの食事なので、週に一度でもヴィーガンの日を設けることで「ガンや糖尿病になるリスクを軽減する」ことができます。
2.心が軽くなる
これは私の経験談なのですが、ヴィーガンになる前に比べて「イライラすることや不安になること」が少なくなりました。
ヴィーガンになってから、自分自身の身体や心のケアにも気を付けるようになったからだと思います。
ヴィーガンがきっかけに、自分自身の考え方や生活が変わったことで情緒も安定し心が穏やかになりました!
ヴィーガンが直接関係しているというよりかは、ヴィーガンがきっかけになったという言い方が正しいのかなと思います。
3.環境保全につながる
動物を育てて売る畜産業は、以前から環境問題の一つになっています。
森林伐採や水質汚染、地球温暖化の原因の一つが畜産業です。
2018年、イギリスのオックスフォード大学が行った研究「生産者と消費者による食品の環境影響の低減」で、現在の食事からプラントベースの食事に変えることで、一人当たりの食品からのCO2排出量を最大73%削減できることが報告されています。
なので、ヴィーガンの人口が増えれば環境保全につながると言えます。
※畜産が環境に及ぼす影響については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!
ヴィーガンのデメリット
ヴィーガンになるデメリットもあります。
主に、ヴィーガンの健康上の問題に関する研究がいくつもされています。
- ビタミン不足
- たんぱく質不足
- 精神疾患になるリスクが高い
以上の3つについてお話していきます!
1.ビタミン不足
「ヴィーガンはビタミン不足だ」という研究「血清ビタミン B12 によって評価された菜食主義者のコバラミン欠乏症の有病率: 文献のレビュー」がされています。
ビタミンの中でも、ビタミンB12は植物性食品には含まれていない栄養素です。
動物性食品には含まれている栄養素なので、肉食からプラントベースの食事に変えた時には注意が必要です。
ビタミンB12はプラントベースの食事から摂取できないですが、サプリメントで補うことができます。
普段の食事から動物性食品を抜くだけでもプラントベースの食事にはなりますが、それだけでは足りない栄養素がたくさんあります。
なので、健康的にプラントベースの食事を取り入れていくには足りない栄養素を知り、補い方を知る必要があります。
2.たんぱく質不足
これはイメージしやすいのではないかと思います。
「ヴィーガンがたんぱく質不足」という研究「ビーガン、ベジタリアン、セミベジタリアン、ペスコベジタリアン、雑食の食事の栄養価の比較」もされています。
たんぱく質は、動物性食品に多く含まれています。
大豆や大豆ミートなどを上手に活用することでたんぱく質不足は防ぐことができます。
また、野菜や穀物にもたんぱく質は含まれているので大豆製品のみに偏らず、様々な食品から補うのを意識することが重要です。
3.精神疾患になるリスクが高い
お肉を食べる人と控える人の心理的健康に関する研究「肉とメンタルヘルス: 肉の断食と抑うつ、不安症、および関連する現象の系統的レビュー」では、以下のように記されています。
18 件の研究のうち 11 件は、肉の摂取を控えると心理的健康状態が悪化することを示し、4 件の研究はあいまいな結果であり、3 件の研究では肉を断った人の方が結果が良かったことが示されました。
Critical Reviews in Food Science and Nutrition
つまり、お肉を食べる人の方がうつ病や不安症になるリスクが低いという研究結果がでました。
「ヴィーガンが必ず精神疾患になるとまでは言い切れないけど、お肉を食べる人よりかは可能性が高くなるよ」ということです。
私の意見としては、ヴィーガンの方は動物愛護や環境保全に関心があることが多いので、生活していく中で肉食の方よりもストレスを感じる場面が多いのではないかと考えています。
なので、お肉を食べていないから精神疾患になりやすいというよりかは、ヴィーガンの方の考え方や感じ方が精神疾患のリスクを高めているのではないかと思います。
しかし、この研究結果は紛れもない事実なので、ヴィーガンになる場合は参考にしないといけません。
週1、ヴィーガンのすすめ
ヴィーガンのメリット・デメリットをお話したうえで、私は「週に一度のヴィーガン」をおすすめします!
1週間のうちの1日、動物性食品を全くとらない日を設けることです。
海外では、ミートフリーマンデーと呼ばれる「週に一度、月曜日だけではお肉は食べないでおこう」という活動もあります。
ミートフリーマンデーは、元ビートルズのポール・マッカートニー氏が地球環境保護などを目的に提唱している活動です。
世界36か国に広がり、多くの方が参加されています。
アメリカのニューヨーク市の公立学校では、2019-2020年度から採用されています。
ニューヨーク— ビル・デブラシオ市長、リチャード・A・カランザ学校学長、ブルックリン自治区のエリック・アダムス大統領は本日、ニューヨーク市のすべての公立学校が2019-2020学年度から「肉のない月曜日」を開催すると発表しました。このプログラムは、2018 年春にブルックリンの 15 の学校で最初に試験運用されたもので、毎週月曜日に生徒にヘルシーで完全菜食主義の朝食と昼食のメニューを提供します。
The Official Website of the City of New York
日本でも、内閣府や都庁内、一部の大学の食堂でミートフリーマンデーが取り入れられています。
週に一度でもお肉を食べないことで地球環境保全につながります。
また、1週間のうちに1日だけなので栄養素が不足することはありませんし、精神疾患にかかるリスクも高くなりません。
ヴィーガンの日の過ごし方
ヴィーガンの日はプラントベースの食事にしましょう!
主食は、豆類や大豆ミート、豆腐などを使うのがおすすめです!
スーパーフードや普段使わない食材に挑戦するのも新鮮味があって楽しいです!
また、玄米や雑穀米などの穀物や野菜を中心とした食事を心がけましょう!
動物性食品が使われていないからといって、お菓子やポテトチップスばかり食べるのはやめましょうね(笑)
※イメージがわきにくい方は、私が実際に食べていたヴィーガン食を写真付きで公開している記事があるので、ぜひ参考にしてください!
まとめ
週1、ヴィーガンの日についてお話しました。いかがだったでしょうか?
ヴィーガンには、メリットもデメリットもあります。
週に一度のヴィーガンは、ヴィーガンのいいところだけをとっているのでヴィーガンになじみがない方にもおすすめです!
慣れてきて、プラントベースの食事が楽しくなってきたら週に2日間や、1日3食のうちの1食をプラントベースの食事にしてみたりと増やしてみるのもいいと思います。
私も、家での食事はプラントベースにしていて、友達と外食するときだけ動物性食品をたべていたりと柔軟な食事を楽しんでいます。
ぜひ、みなさんも生活にプラントベースの食事を取り入れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
※私が今でも食べているヴィーガン食べ物ついては以下の記事に書いているので、ぜひ参考にしてください。