コンポストで生ごみを堆肥に!今日からできる環境問題への取り組み
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、コンポストについてお話していきます。
コンポストとは、「堆肥・堆肥にする(compost)」という意味で、家庭から出たごみや落ち葉などを分解・発酵させて作ります。
生ごみを堆肥にすることができるので、家庭菜園や植物が好きな方におすすめの取り組みです。
この記事は、
- コンポストって何?
- コンポストを始めてみたい
- 今日からできる環境問題への取り組みって?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
コンポストとは?
コンポストとは、落ち葉や生ごみなどの有機物を微生物の力で分解・発酵させて作る堆肥のことです。
自然界で落ち葉や枯れ葉が土に還るように、家庭からでる生ごみを使ってコンポストを作る方が増えています。
アメリカのカリフォルニア州では、2022年1月から家庭や事業所で排出される生ごみの堆肥化を義務づける法律が施行させるなど、コンポストは世界中で注目されている取り組みです。(参照※1)
コンポストと環境問題の関係
ごみは焼却して処理されますが、その際に大量の二酸化炭素や有害物質であるダイオキシンが発生します。
また、ごみ問題は焼却時だけでなく、埋立地にも影響を与えています。
日本の埋立地は2040年には満杯になると予想されているほど、日本のごみ問題はかなり深刻な状況です。
特に、生ごみは約80%が水分と言われているため、焼却時に多くのエネルギーを使い、大量の二酸化炭素を排出することになります。
そのため、生ごみを使ったコンポストを始めることで環境問題の解決につながるというわけです。
※埋立地問題については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。
海外のコンポストを使ったサステナブルな取り組み
アメリカのバーモンド州は、アメリカで始めて生ごみの堆肥化や環境に関する法律「ACT 148」を2020年7月に施行しました。(※2)
この法律では、使い捨ての容器の使用禁止に加えて、生ごみをゴミ箱に捨てることが禁じられています。
家庭や飲食店からでる生ごみは、
- コンポストを作る
- 堆肥施設に持ち込む
- 専用の業者に頼む
以上の方法で処理されます。
バーモンド州では、家庭から出るごみの約30%を生ごみが占めています。
ごみの量を減らし、食品リサイクル・堆肥化率を上げるためにもこのような取り組みが行われています。
コンポストの始め方
コンポストは身近なものからおしゃれな容器を使っても簡単に始めることができます。
必要なモノ
- 容器(段ボールやプランター、麻袋)
- ピートモス
- くん炭
- 腐葉土
- 生ごみや落ち葉
- スコップ
- 容器を置くための台
作り方
- 容器は密閉し、ふたをつける
- 容器を台にのせる
- ピートモスとくん炭を入れる(発酵を促すため)
- 細かく刻み、水を切った生ゴミを入れる
- 腐葉土を上から被せて中身を混ぜあわせる
- ふたをして気温が15度を下回るときは毛布などを被せる
- 1日1回はかき混ぜる
- 2~3か月たったら完成
まとめ
コンポストについてお話しました。
身近なところで環境問題に取り組める方法としてはじめてみてはいかがでしょうか。
手間がかかるのが苦手な方は、生ごみ処理機から始めてみるのもおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
参照
※1 Los Angeles Time 「California goes to war with food waste. Composting is its next climate crusade」(https://www.latimes.com/california/story/2021-12-09/trash-compost-california-climate-change-law)
※2 Department of Environmental Conservation, Vermont(https://dec.vermont.gov/waste-management/solid/materials-mgmt/organic-materials)