SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」~世界と日本の取り組み事例~

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SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」~世界と日本の取り組み事例~

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」の世界と日本の取り組みについてお話していきます。

この記事は、

  • SDGsについて知りたい
  • SDGsの取り組みが知りたい

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

SDGsとは

SDGs17の目標

そもそも「SDGsとは?」からお話していくので、すでに知っておられる方は飛ばしてください!

SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のことです。

17のゴールと169のターゲット、232の指標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

SDGsは、前身である「MDGs」で残った課題や新たに出てきた課題を解決するために、世界共通の目標として定められました。

「持続可能な開発目標」と聞くと難しい感じがしますが、「地球環境を守りながら、あらゆる課題を解決していくための世界共通の目標」という認識で大丈夫です!

※SDGsやMDGsについて詳しく書いている記事もありますので、ぜひ参考にしてください!

目標6「安全な水とトイレを世界中に」

SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」

SDGsには17の目標がありますが、目標6は「安全な水とトイレを世界中に」です。

「安全な水とトイレを世界中に」の目標の概要は、すべての人が安全な水源と衛生施設を利用できるようにすることです。

衛生施設とはトイレのことで、世界にはトイレのない国や地域が存在します。

トイレがないと、草むらや道の隅などで排せつすることになり、排せつ物が処理されずに川や湖に流れ込むことで、病気になる恐れがあります。

なので、水源の確保だけでなく衛生施設を利用できるようにすることも目標に含まれています。

現状

世界の約6億6000万人以上が、池や川の泥水整備されていない井戸からの水など不衛生な水で生活をしています。

泥水などの安全が保障できない水には、危険な細菌が含まれている場合があります。

国連水資源報告書のよると、「泥水を飲んで命を落とす子どもは年間180万人1日4900人であることが報告されています。

※安全な水とトイレを世界中にについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

世界と日本の取り組み事例

「安全な水とトイレを世界中に」の世界と日本の取り組みについてそれぞれお話していきます。

各国政府やNPO・NGO団体が開発途上国に、衛生施設をつくる支援や安全な水を届ける支援を行っています。

世界

今回は、イギリスで設立された国際NGO団体「ウォーターエイド」の取り組みについてお話していきます。

【ウォーターエイドの取り組み】

ウォーターエイドは、1981年にイギリスで設立され、水・衛生分野に特化して活動されている国際NGO団体です。

2021年現在では、世界34ヵ国に拠点を置き、水・衛生プロジェクトを実施されています。

ウォーターエイドでは、以下のような活動を行っています。

  • 根本的な原因の見極め
  • 現地住民の参加を促進
  • 政府や自治体の能力向上
  • システムの維持・強化

現地の水問題に対して真摯に取り組み、「安全な水とトイレを世界中に」の目標達成にも貢献しています。

※ウォーターエイドのホームページへは、以下のリンクからアクセスできます。

特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン(https://www.wateraid.org/jp/who-we-are

日本

日本でもNPOやNGO団体が、積極的に支援を行っています。

また、ユニセフはトイレや井戸の設置、衛生習慣の普及などを積極的に取り組んでいます。

他にも、博報堂や株式会社LIXILといった企業と共同でプロジェクトを開始されたりしています。

博報堂とユニセフが共同で行った「TAP PROJECT JAPAN」という取り組みは、日本のお店で無料提供される水やお茶に対して募金するというプロジェクトです。

その募金は、ユニセフがマダガスカルで行う水と衛生管理への支援に活用しています。

株式会社LIXILとユニセフが共同で行った「Make a Splash! みんなにトイレを」では、簡易式トイレを開発し、開発途上国に届けています。

その他の企業の取り組みについては「外務省:JAPAN SDGs Action Platform」に掲載されています。

まとめ

「安全な水とトイレを世界中に」の世界と日本の取り組み事例についてお話しました。いかがだったでしょうか?

これからの人口増加に伴い、水問題は解決が急がれています。

日本は水資源も衛生施設も十分にある国なので、水問題は想像しにくいですが、できることから少しずつ行動して行きましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

※「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!

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