気候変動の影響で食べられなくなる⁉将来育たない可能性がある食べ物とは

フルーツ 社会問題

気候変動の影響で食べられなくなる⁉将来育たない可能性がある食べ物とは

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、気候変動の影響で食べられなくなる物についてお話していきます。

近年、豪雨や干ばつ、気温の上昇など安定した気候が保たれなくなってきました。

その影響で将来的に育たなくなり食べられなくなる飲食品があると言われています。

この記事は、

  • 将来食べられなくなる物とは?
  • 育たなくなる作物が知りたい

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください。

将来食べられなくなる飲食品

食べ物

将来食べられなくなる飲食品を6つ紹介します。

  1. 肉類
  2. パスタ
  3. チョコレート
  4. はちみつ
  5. コーヒー

それぞれ詳しくお話していきます。

1.魚

サーモン寿司

気候変動の影響で、海水温の上昇や海水の酸性化などが起こり日本近海の海で取れなくなると予想されている魚は、

  • 鮭、イクラ
  • シャコ
  • ほたて
  • ムール貝
  • ズワイガニ

などの種類の魚です。(参照※1)

鮭やイクラは、水温の低い海域に生息しているため海水温の上昇の影響を受けます。

シャコは、豪雨の影響で海水の塩分濃度が下がり成長を妨げるため食べられなくなると言われています。

他にも、海水の酸素が少なくなったり海水が酸性化するといった理由で魚が減少すると予想されています。

2.肉類

肉

牛肉や豚肉、肉の加工品も将来的に食べられなくなると予想されています。

気候変動の影響で、牛や豚のエサとなる穀物も育ちにくくなり、結果的に牛や豚などの家畜も減少していきます。(※2)

また、近年では人口増加や地球温暖化への対策として代替肉製品が市場に出回るようになりました。

肉類の供給量の減少と代替肉製品の増加で、誰もが肉を食べる機会が減る可能性があります。

※畜産と地球温暖化については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

3.パスタ

パスタ

パスタの原料にあたるデュラム小麦の栽培が難しくなることで、将来的にパスタが食べられなくなるという予想がされています。(※3)

デュラム小麦は、乾燥していて涼しい気候を好む作物で、主にヨーロッパやカナダで作られています。

そして、雨には弱く、気候変動による急な豪雨で育たなくなる繊細な作物です。

実際に収穫量は減っており、日本ではパスタが値上げされるなどすでに気候変動による被害を受けています。

4.チョコレート

チョコレートケーキ

将来、チョコレートの原材料であるカカオの収穫量が減少することが予想されています。(※4)

現在、カカオを生産している国は西アフリカや中南米に集中しており、総生産量の半分以上をコートジボワールとガーナで生産しています。

カカオは高温多湿な地域を好みますが、このまま地球の温度が上昇してくと生産量が半分にまで減少する恐れがあると言われています。

チョコレートに限らず、ココアやカカオニブなどカカオから作られる製品が食べられなくなる可能性があります。

※カカオについては以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

5.はちみつ

はちみつ

はちみつを作るミツバチにも気候変動の影響があると言われています。(※5)

1990年以降、ミツバチの大量死や大量失踪が報告されており、このミツバチが消失する現象は「蜂群崩壊症候群」とも呼ばれています。

そして、地球温暖化の影響でミツバチの生息地にも変化があり、活動時期も早まってきていると言われています。

そのため、花が開花する時期とのズレが生じ、はちみつの収穫量が減少すると予想されています。

ミツバチははちみつだけでなく、さまざまな植物の受粉を手伝う役割もあるため、ミツバチの大量死や大量失踪は生態系の現象にも繋がります。

6.コーヒー

コーヒー

2050年には、アラビカ種のコーヒー豆の栽培に適している地域が50%にまで減少すると予想されています。(※6)

気候変動の影響で、コーヒー豆の栽培に必要な雨季と乾季の境目がなくなること寒暖の差が減少すること湿度が高くなることでコーヒー豆の栽培が難しくなります。

また、栽培に適した土地が減少することで農家の数、生産者の数も減り、コーヒー豆が減少していくことに繋がります。

まとめ

野菜

気候変動で食べられなくなる物についてお話しました。

今回あげた6つの飲食品以外にも、ピーナッツやワイン、サクランボなども食べられなくなる可能性があると言われています。

早いもので2030年から供給量が大幅に減り、2050年以降は色んな食べ物が減少していきます。

私たちの暮らしにもジワジワと影響してくる問題です。

今日からでも地球温暖化対策を行っていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

※今日からできる地球温暖化対策については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

参照

※1 「Mussels ‘to become poisonous’ through climate change」

※2 FAO「世界の食料不安の現状 2013年報告

※3 「Climate change could wipe out pasta」

※4 「Chocolate will become an expensive luxury item due to climate change」

※5 FAO「Climate change andfood security:risks and responses

※6 「Coffee threatened by climate change」

タイトルとURLをコピーしました