地球温暖化は北極にどんな影響を及ぼしているの?北極の氷が解けるとどうなる?

ホッキョクグマ 環境問題

地球温暖化は北極にどんな影響を及ぼしているの?北極の氷が解けるとどうなる?

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、地球温暖化が北極に与える影響についてお話していきます。

「地球温暖化の影響で北極の氷が解けている」といったニュースを皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。

近年のデータを元に、実際に北極の氷がどうなっているのか、氷が解けると何が問題なのかについてお話していきます。

この記事は。

  • 北極の氷が解けているって本当?
  • 氷が解けるとどうなるの?

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください。

北極の氷は本当に減っているの?

海氷

北極の氷は「海氷」と呼ばれ、海の水が凍ったことによりできる氷です。

そして、北極の氷は2017年に発表された報告書によると、

北極域は、地球平均の2倍以上の速さで温暖化が進んでおり、過去35年間で夏季の海氷面積が3分の2に減少するなど、地球温暖化の影響が最も顕著に表れている地域である。

(中略)

このまま温暖化が進行すれば、早ければ2030年頃には北極の海氷が消失するとも予測されている。

笹川平和財団海洋政策研究所(https://www.spf.org/opri/

以上の発表がされています。(参照※1)

また、2020年7月には過去40年間の海氷域の平均を27%下回るほど縮小していることが報告されています。(※2)

北極の氷は確実に減少しており、2030年には北極に氷のない夏が来ることが予測されています。

では、北極の氷が解けると世界にどのような影響を与えるのでしょうか。

※地球温暖化については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

地球温暖化が北極に与える影響とは

ホッキョクグマ

1.気温の上昇

北極の平均気温は、他の地域と比べ2倍の速さで上昇しています。(※3)

このまま地球温暖化が進んでいくと、「北極地域の平均気温は100年後には大陸部で3〜5℃、海上では最大7℃上昇する」と予測されており、「冬の平均気温は100年後には大陸部で4〜7℃、海上では7〜10℃上昇する」と予想されています。

2.氷が解ける

気温の上昇に伴い、北極の氷が解けています。

30年の間で、100万平方キロメートルに相当する面積の海氷が解けてなくなったことが報告されています。(※3)

100万平方キロメートルとは、日本の面積の約2.7倍の大きさです。

また、北極の氷が解けると、宇宙に反射する太陽の光の量も減少し、地球上に太陽の光が残りやすくなすことから地球温暖化を加速させることにも繋がります。

3.生態系や先住民への影響

氷の減少は、海氷と住みかにしているホッキョクグマやアザラシ、先住民族のイヌイットにも影響を及ぼします。

特にホッキョクグマは、海氷の上で主に生活や繁殖をし、エサであるアザラシを狩って暮らしています。

しかし、ここ数年の氷の減少でアザラシのいる海まで氷の上を歩いていくことが難しくなっており、その結果、ホッキョクグマの平均体重が約10年間の間に4.7㎏減少しました。(※3)

ホッキョクグマは189㎏以下になると繁殖が難しくなるため、氷の減少は住みかを奪うだけでなく、絶滅の危機にまでさらしてしまうのです。

※生物多様性については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

北極の氷が解けても海面上昇は起こらない⁉

ペンギン

北極の氷は元々、海水だったものが氷になっているので、海氷が解けても海面上昇は起こりません。

しかし、海水温度が上昇すると起こる熱膨張や、陸地にある氷が解けて海に流れ出ることで海面上昇が起こります。

海には地球の表面に蓄積された熱エネルギーの90%が貯められているため、平均気温が上がるとともに海水温度も上がり、海水の体積も増加していきます。

最近の研究では、20℃の海水が1℃上昇するたびに、体積は約0.025%膨張することがわかっています。(※4)

また、北極に位置するデンマーク領の巨大な島「グリーンランド」は、北極の海氷とは違う「氷床」という氷に覆われています。

氷床は、広い土地を覆うようにしてできた氷の塊で、解けると海に流れ出て海面上昇を起こします。

そして、グリーンランドの氷床は「全て解けると海面が7メートル上昇する」と予測される程、巨大な氷床であり、北極で海面上昇が起こる原因の一つです。

まとめ

氷

地球温暖化と北極についてお話しました。

地球温暖化の影響を一番に受けているのは、北極や寒い地域なのかもしれません。

氷が解けだすことで、生態系に影響を及ぼし、海面上昇までも引き起こしてしまいます。

海面上昇は、沈む国が予想されている程大きな問題で、島国の日本にも危険が及ぶかもしれません。

私たちも今日からできる地球温暖化対策を行っていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

※海面上昇で沈む国については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。

参照

※1 笹川平和財団海洋政策研究所(https://www.spf.org/opri/

※2 「Arctic sea ice shrank to record lows in July」(https://www.japantimes.co.jp/news/2020/08/06/world/science-health-world/arctic-sea-ice-record-lows/

※3 JCCCA「vol.5 世界で一番早く、そして深刻な影響が出ている北極」(https://www.jccca.org/cop/cop10/cop10_06

※4 気象庁「気候変動に伴う海面上昇量に関する最近の議論」(https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/hozen/dai02kai/pdf/doc2.pdf

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