SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」~世界と日本の取り組み事例~

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SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」~世界と日本の取り組み事例~

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」の世界と日本の取り組みについてお話していきます。

この記事は、

  • SDGsについて知りたい
  • SDGsの取り組みが知りたい

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

SDGsとは

SDGs17の目標

そもそも「SDGsとは?」からお話していくので、すでに知っておられる方は飛ばしてください!

SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のことです。

17のゴールと169のターゲット、232の指標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

SDGsは、前身である「MDGs」で残った課題や新たに出てきた課題を解決するために、世界共通の目標として定められました。

「持続可能な開発目標」と聞くと難しい感じがしますが、「地球環境を守りながら、あらゆる課題を解決していくための世界共通の目標」という認識で大丈夫です!

※SDGsやMDGsについて詳しく書いている記事もありますので、ぜひ参考にしてください!

目標4「質の高い教育をみんなに」

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」

SDGsには17の目標がありますが、目標4は「質の高い教育をみんなに」です。

「質の高い教育をみんなに」の目標の概要は、すべての人に包摂的で質の高い教育を確保し、生涯学習を促進することです。

学校教育だけではなく、職業訓練や就職支援なども含めた教育支援を世界中のすべての人が受けられるようにすることが目標です。

現状

2018年時点で、学校に通えていない子どもや若者が約3億300万人いることが報告されています。

その多くは、インフラ整備が整っていない開発途上国にいる子どもたちです。

また、学校に通えていても教師不足や教材不足などで質の低い授業しか受けられず、6億人以上の子どもが読み書きや計算を習得していないと言われています。

子どもが学校に通うためには、子どもが働かなくてもよい家庭環境や学校の設備が整っている(トイレがあるか)などの条件が必要になります。

※質の高い教育をみんなにについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!

世界と日本の取り組み事例

「質の高い教育をみんなに」の世界と日本の取り組みについてそれぞれお話していきます。

世界中の政府機関やNPO・NGO団体で、開発途上国に学校を建てるプロジェクトや教育者の派遣などが行われています。

今回お話しするのは、各国内で行われている対策についてです。

世界

各国内の教育格差をなくすために行われた対策についてお話していきます。

人種や所得格差による教育格差が顕著に表れているアメリカの取り組みと、移民を多く受け入れているフランスの取り組みについてお話していきます。

【アメリカの取り組み】

アメリカでは、人種格差や所得格差が学校教育にまで影響を与えています。

人種格差や所得格差をなくすための取り組みのほかに、教育格差をなくすために以下のような取り組みを行っています。

  • 教育の平等の実現に向けた連邦教育法の制定
  • 平等保障に向けた政策の展開
  • 共通テストの実施
  • チャーター・スクール(達成目標契約により認可された、初等教育もしくは中等教育レベルの学校)の設置

教育の平等を掲げた法の制定や改正、州で学力に差がでているか把握するために全米で共通テストを実施することなど国内で多くの取り組みが行われています。

【フランスの取り組み】

移民を多く受けれているフランスでは、移民の住み郊外とパリ郊内とで教育格差が顕著に表れています。

2019年には、フランスのパリ郊外が直面する教育問題が背景になった映画「12か月の未来図」が話題にもなりました。

そこでフランスでは以下のような取り組みが行われています。

  • 3歳から義務教育開始
  • 制服の導入

などといった取り組みを積極的に行っています。

3歳からの義務教育は2019年から取り入れられ、読み書きや計算など基本的な知識を早く身につけることで、格差解消につなげるのがねらいです。

また、制服の導入は郊外の学校での実施が多く、パリ郊内の学校との見た目の格差をなくすために取り入れられています。

日本

日本でもNPOやNGO団体が、開発途上国への支援を行っています。

また、政府や大学、企業による取り組みが行われています。

例えば、岡山大学では「ESD(持続可能な開発のための教育)」を実践する教育者を育成する取り組みを、東南アジアを中心とした国々と連携して行っています。

他にも、パナソニックでは「ソーラーランタン10万台プロジェクト」を実施しています。

このプロジェクトは、電力供給設備が整っていない国や地域にソーラーランタンを寄贈し、学校の設備を整えることに貢献しています。

これにより、電力が足りない地域でも質の良い教育を受けられるようになります。

その他の企業の取り組みについては「外務省:JAPAN SDGs Action Platform」に掲載されています。

まとめ

「質の高い教育をみんなに」の世界と日本の取り組み事例についてお話しました。いかがだったでしょうか?

「質の高い教育をみんなに」では、開発途上国への支援だけでなく、国内の教育格差に対しての取り組みも積極的に行われています。

私たちの身近にも、教育格差に対して取り組みが行われているかもしれません。

できることから少しずつ行動して行きましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

※「ジェンダーの平等を実現しよう」については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!

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