海面上昇の影響で沈む国はどこ?日本にも及ぶ海面上昇の危険とは
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、海面上昇で沈む国についてお話します。
地球温暖化が進むにつれ、同時に問題視されている海面上昇。
海面上昇が起こると沈む国が出てくると言われています。
この記事は、
- 海面上昇で沈む国って?
- 日本はどうなるの?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
海面上昇の影響で沈む国
海面上昇の影響を受けやすいのは、小さな島国だと言われています。
特に、サンゴ礁で囲まれている国は最も海面上昇の影響を受けやすいことがわかっています。(参照※1)
その国とは、
- モルディブ諸島
- チャゴス諸島
- マーシャル諸島
- ツバル
- キリバス
- トケラウ
といった島国です。
中でも、平均海抜が2mのツバルは海面上昇で沈む国としてよく取り上げられています。
海面上昇の原因は地球温暖化
地球温暖化の影響で、水温が上がり氷河や氷床が解けることで海面が上昇します。
海氷だけでなく、陸上の氷が解け海や川に流れることで、さらに海の体積や質量が増加します。
実際に、1901年~2010年の110年間で19㎝も海水面が上昇したことが発表されています。(※2)
そして2100年までに、海面上昇は最低26㎝、最大でも82㎝になるという見積もりがされています。
※地球温暖化については以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください。
日本はどうなる?
今後、21世紀末までに日本の複数地点で「海面が1m以上上昇する」という予想がされています。(※3)
海面が1m上昇すると、日本全国の砂浜の9割以上が失われると予想されており、東京では江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区のほぼ全域が影響を受けることになります。(※4)
2020年時点で、すでに30年前より日本沿岸の平均海面水位が8.7㎝上がっていることが報告されています。(※5)
このままの状態では、日本も海面上昇で沈む国になるかもしれません。
まとめ
海面上昇で沈む国についてお話しました。
海面上昇で沈むと言われている国は島国が多く、日本も他人事ではありません。
海面上昇の原因は地球温暖化と言われています。
なので、ゴミの排出を減らしたり、自転車や徒歩で移動したりと私たちも地球温暖化対策でできることから始めていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
参照
※1 環境省「自然な」適応は、サンゴ礁の島を気候変動と海面上昇による破壊から救えるか?(https://www.env.go.jp/nature/biodic/coralreefs/iccccrc2013/pdf/year2013630/section4/roger.pdf)
※2 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「第5次評価報告書」(https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ipcc/ar5/ipcc_ar5_wg1_es_chap13_jpn.pdf)
※3 NASA「世界の海面水位の将来予測」
※4 環境庁地球環境部「地球温暖化 日本はどうなる?」
※5 気象庁「2020年の日本沿岸の平均海面水位が過去最高を記録」(https://www.jma.go.jp/jma/press/2102/25a/SeaLevel_20210225.html)