SDGsの「5つのP」とは?17の目標との関係をわかりやすく解説!

SDGs

SDGsの「5つのP」とは?17の目標との関係をわかりやすく解説!

こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。

この記事では、SDGsの「5つのP」についてお話していきます!

この記事は、

  • SDGsって?
  • 5つのPってなんのこと?

といった方におすすめの記事です。

ぜひ最後までご覧ください!

SDGsとは?

SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

持続可能な開発とは、国際連合広報局によると「将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なわずに、現世代のニーズを充足する開発」と定義されています。

また、2030年までに持続可能なよりよい世界を目指すため、世界全体の経済・社会・環境の三側面における課題を総合的に解決すべき国際目標として掲げられています。

そしてSDGsは、17の目標と169のターゲット、232の指標から構成され「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

SDGsは発展途上国だけでなく、先進国も積極的に取り組まなければなりません。

まとめると、SDGsは「生産者は地球環境に負荷の少ない方法を考え、消費者は一人ひとりの行動で環境への負荷を減らし、地球の多様性や生態系を守ろう」ということです。すごいざっくりまとめてしまいましたが。

なんとなくそんな感じのことなんだな、と理解していただけたら十分です!

SDGs「5つのP」

SDGsの「5つのP」についてお話していきます!

SDGsの17の目標と169のターゲットは、「5つのP」の要素から設定されています。

5つのPとは、

  • People(人間生活)
  • Prosperity(豊かさ・繁栄)
  • Planet(地球環境)
  • Peace(平和)
  • Partnership(協働)

からなっており、それぞれの頭文字の「P」をとって「5つのP」と表現されています。

一つずつ詳しく説明していきます!

People(人間生活)

17の目標の「1~6」が、People(人間生活)に当てはまります。

あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにする。

2030アジェンダ│国連広報センター:SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」

世界銀行によると、1990年以降の世界の貧困率および貧困層の数は明らかに低下していますが、2015年でまだ7億人以上が1日1.9ドル(日本円で約200円)で生活しています。

また、国連WFP「ハンガーマップ2020」によると、2030年までに飢餓人口が8億4000万人に達すると言われています。

これらのことから、People(人間生活)では、清潔な水が飲める・食べ物がある・衛生的な環境で暮らすなど「誰もが尊厳と平等の下に、そして健康な環境の下、人間らしく生きていけること」を目標にしています。

Prosperity(豊かさ・繁栄)

17の目標の「7~11」が、Prosperity(豊かさ・繁栄)に当てはまります。

すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保する。

2030アジェンダ│国連広報センター:SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」

私たちが豊かな暮らしをするためには、経済・技術の進歩が欠かせません。

しかし、人間の生活の発展により地球環境は壊れていっています。

地球温暖化や海面上昇、生態系の破壊がその例です。

これらのことから、Prosperity(豊かさ・繁栄)では「社会格差がなく、世界中の人々が豊かな暮らしができる。豊かな自然環境を壊すことなく、経済的・技術的な発展ができる世界」を目標にしています。

Planet(地球環境)

17の目標の「12~15」が、Planet(地球環境)に当てはまります。

持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする。

2030アジェンダ│国連広報センター:SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」

大量生産・大量消費、プラスチックごみ問題などは現在の地球環境に影響を与えるだけでなく、このままではいつか地球に住めなくなってしまうともいわれています。

また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書によると、世界平均地上気温は1880年から2012年の期間に0.85℃上昇していると報告されています。

これらのことから、Planet(地球環境)では「私たちの世代だけでなく、子どもや孫の世代にも豊かな地球を残しておくこと」を目標にしています。

Peace(平和)

17の目標の「16」が、Peace(平和)に当てはまります。

恐怖と暴力の内平和で公正かつ包摂的な社会を育てる。平和なくして持続可能な開発は達成できず、持続可能な開発なくして平和は実現しない。

2030アジェンダ│国連広報センター:SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」

今現在も、世界のどこかでは紛争や内戦が起こっています。

紛争や内戦はお互いの国や地域を傷つけあうだけでなく、貧困や飢餓、人権侵害の根本的な原因になっています。

これらのことから、Peace(平和)では「世界中の平和で公正な社会の実現」を目標にしています。

Partnership(協働)

17の目標の「17」が、Partnership(協働)に当てはまります。

グローバルな連帯の精神に基づき、最貧層と最弱者層のニーズを特に重視しながら、すべての国、すべてのステークホルダー、すべての人々の参加により、持続可能な開発に向けたグローバル・パートナーシップをさらに活性化し、このアジェンダの実施に必要な手段を動員する。

2030アジェンダ│国連広報センター:SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」

世界が抱えている問題は、世界全体が協力して解決していかなければなりません。

そのためには、どこかの国や地域、国の上層部だけが頑張るのでもなく、私たち一人ひとりの協力が必要です。

これらのことから、Partnership(協働)では「国と国、政府や各企業・団体、私たち市民の一人ひとりのグローバルなパートナーシップや金銭的援助の協力体制の強化」を目標にしています。

まとめ

SDGsの「5つのP」についてお話しました!いかがだったでしょうか?

「5つのP」は、17の目標を決めるうえで大事な土俵です。

SDGsに関する言葉はたくさんあって頭がパンクしてしまいそうですよね。

私も、はじめは「5つのP」が何かも理解していませんでした(笑)

この記事を参考に、SDGsの理解を深めていただけたら嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※SDGsの17の目標については以下の記事に書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!

タイトルとURLをコピーしました