大気汚染とは?引き起こされる問題と原因についてわかりやすく解説
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、大気汚染の原因とその影響についてお話していきます。
この記事は、
- 大気汚染って何?
- 大気汚染の原因は?
- 大気汚染が進むと何が起きるの?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください!
大気汚染とは
大気汚染とは、言葉の通りで「地球の大気が汚れること」です。
そもそも「大気」とは、地球の表面を取り巻いている「気体の層」で、窒素や酸素、アルゴン、二酸化炭素などが混ざってできています。
そして「大気が汚れる」とは、ガスや液体、粒子状物質などの汚染物質が大気中に排出されることにより、地球に害をもたらしているということです。
では、大気を汚す物質とはどのようなものなのか、どんな種類があるのでしょうか。
大気汚染物質とは
大気汚染物質とは「大気汚染の要因となる物質」のことです。
環境再生保全機構によると、大気汚染防止法で規制されている特定物質は28種類、有害大気汚染物質は248種類にものぼると報告されています。
その他にも、モノを燃焼する時に発生する「ばい煙」やモノを粉砕する時に発生する「粉じん」、自動車を運行する特に発生する「自動車排出ガス」も規制の対象となっている物質です。
大気汚染の原因
大気汚染の原因は、様々な原因により発生する大気汚染物質です。
大気汚染物質が発生する原因は、自然由来と人間の活動に分類されます。
自然由来による大気汚染物質の発生原因
自然由来の原因とは以下のようなことが例として挙げられます。
- 火山活動
- 森林火災
- 風によって吹き上がる花粉や砂塵、黄砂
- 海風による海塩粒子
以上のことなどが、自然に発生する大気汚染物質の原因です。
人間の活動による大気汚染物質の発生原因
人間の活動により発生する大気汚染物質の原因は、固定発生源と移動発生源に分けられます。
固定発生源とは「工場などが生産活動を行う際に発生する汚染物質」が原因になっていることで、移動発生源とは「物流や人流など乗り物の使用によって発生する汚染物質」が原因になっていることです。
大気汚染の主な原因は「人間の活動によるもの」で、人間の活動によって排出される大気汚染物質が問題視されています。
大気汚染による影響
大気汚染によって引き起こされる問題を4つお話します。
- 酸性雨
- 光化学スモッグ
- PM2.5
- 黄砂
一つずつお話していきます。
1.酸性雨
自動車や工場から発生する排気ガスなどに含まれている汚染物質が、大気中で強い酸性を持った物質(硫酸や硝酸)に変化します。
強い酸性を持った物質が雨に溶け込むと「酸性雨」という酸度の強い雨になります。
酸性雨は、農作物を枯らしたりコンクリート建物の表面を溶かしたり、水辺の生き物に影響を与えるなどの問題を引き起こします。
2.光化学スモッグ
排気ガスなどの汚染物質が太陽の強い光を浴びると「光化学オキシダント」という有害物質に変化します。
「光化学オキシダント」が大気中にたまると、白いもやがかかったようになり「光化学スモッグ」が起きます。
目やのどに異常を感じたり、私たちの健康に影響を与えます。
3.PM2.5
PM2.5とは、大気中にある2.5マイクロメートル以下(髪の毛の太さの1/30程度)のとても小さい粒子状の汚染物質のことです。
とても小さいため、肺の奥深くにまで入りやすく呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。
4.黄砂
東アジア内陸部の砂漠などの砂が強風で高くまで巻き上げられて大気中に広がり、日本を含めた周辺の国や地域に降り注ぐ問題です。
黄砂が運ばれてくる途中で人間や動植物に有害な物質を取り込んでくる可能性があるとされています。
以上の4つともすべて私たちの健康にも影響を与える問題で、大気汚染による健康被害は社会問題にもなりつつあります。
まとめ
大気汚染の原因と影響についてお話しました。
大気汚染の原因は、様々な原因によって発生する大気汚染物質で、それらは私たちの健康に影響を与える存在です。
少しずつ、地球に優しい暮らし方を見つけていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!