SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」~世界と日本の取り組み事例~
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」の世界と日本の取り組みについてお話していきます。
この記事は、
- SDGsについて知りたい
- SDGsの取り組みが知りたい
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください!
SDGsとは
そもそも「SDGsとは?」からお話していくので、すでに知っておられる方は飛ばしてください!
SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のことです。
17のゴールと169のターゲット、232の指標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは、前身である「MDGs」で残った課題や新たに出てきた課題を解決するために、世界共通の目標として定められました。
「持続可能な開発目標」と聞くと難しい感じがしますが、「地球環境を守りながら、あらゆる課題を解決していくための世界共通の目標」という認識で大丈夫です!
※SDGsやMDGsについて詳しく書いている記事もありますので、ぜひ参考にしてください!
目標3「すべての人に健康と福祉を」
SDGsには17の目標がありますが、目標3は「すべての人に健康と福祉を」です。
「すべての人に健康と福祉を」の目標の概要は、「あらゆる年齢のすべての人の健康な生活を確保し、福祉を増進すること」です。
子どもからお年寄りまで、すべての人が健康に生きていくために医療や福祉を整えることを目標にしています。
現状
世界銀行と世界保健機関(WHO)の報告によると、世界人口の約半分が基礎的な保健医療サービスを利用できずに予防可能な病気で命を落としています。
予防できるはずの感染症のワクチンが打てていなかったり、適切な医療が受けられれば助かった病気などで命を落とす人が大勢いるのが現状です。
特に、絶対的貧困の多い国や地域では整った医療が受けられません。
※すべての人に健康と福祉をについては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!
世界と日本の取り組み事例
「すべての人に健康と福祉を」の世界と日本の取り組みについてそれぞれお話していきます。
世界
ワクチンの支給や医療技術者の派遣などは、世界中で様々な企業やNGOが行っています。
その他の取り組みとして、世界的な企業ユニリーバとIFLA(国際図書館連盟)の取り組み事例についてお話していきます。
【ユニリーバの取り組み】
ユニリーバでは、公衆衛生の啓蒙活動や改善を行っていて、手洗いの正しい方法を発信しています。
「2020年までに10億人に手洗いプログラムを指導する」という目標を掲げ、2018年末には達成されています。
インフラ整備が整っていない地域や紛争・内戦の多い地域では、手洗いが習慣化されておらす、感染症や病気にかかるリスクが高くなります。
そのため、ユニリーバの行っている手洗いの正しい方法を発信することは、あらゆる人の健康を守ることに繋がります。
【IFLAの取り組み】
IFLAでは、図書館を活用し、誰もが平等に健康や様々な知識にアクセスできる環境づくりを行っています。
知識不足による健康問題を防ぐために、公共の場である図書館を利用して病気や感染症の予防方法、命を守る行動を知る機会を誰にでも与えられるようにしています。
また、ICT機器の導入も進められており、世界中の情報を収集できるようにもなっています。
日本
日本では、ユニセフなどをはじめとする開発途上国にワクチンを届ける活動が行われています。
他にも、日本で生まれた母子手帳が途上国を中心に世界に広まっており、お母さんと子どもの継続した健康維持に役立っています。
日本国内では、健康増進法が制定されており「望まない受動喫煙の防止」などが新たに加えられ国民の健康維持に取り組んでいます。
また、さまざまな企業や団体、自治体がピンクリボン運動の啓蒙活動、環境保全による健康へのアプローチを行っています。
その他の企業の取り組みについては「外務省:JAPAN SDGs Action Platform」に掲載されています。
まとめ
「すべての人に健康と福祉を」の世界と日本の取り組み事例についてお話しました。いかがだったでしょうか?
ワクチンを届けたり医療者の派遣だけでなく、いろいろな方法で世界中の人々の健康を守るために動かれています。
現在では、すべての人の健康を守るために、新型コロナウイルスに対して世界中で対策や予防が考えられています。
私たちもできることから少しずつ行動していきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
※「質の高い教育をみんなに」については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひ参考にしてください!