SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」~世界と日本の取り組み事例~
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、SDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」の世界と日本の取り組みについてお話していきます。
この記事は、
- SDGsについて知りたい
- SDGsの取り組みが知りたい
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください!
SDGsとは
そもそも「SDGsとは?」からお話していくので、すでに知っておられる方は飛ばしてください!
SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のことです。
17のゴールと169のターゲット、232の指標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは、前身である「MDGs」で残った課題や新たに出てきた課題を解決するために、世界共通の目標として定められました。
「持続可能な開発目標」と聞くと難しい感じがしますが、「地球環境を守りながら、あらゆる課題を解決していくための世界共通の目標」という認識で大丈夫です!
※SDGsやMDGsについて詳しく書いている記事もありますので、ぜひ参考にしてください!
目標16「平和と公正をすべての人に」
SDGsには17の目標がありますが、目標16は「平和と公正をすべての人に」です。
「平和と公正をすべての人に」の目標の概要は、「持続可能な開発のために平和で包摂的な社会を促進し、すべての人に司法へのアクセスを提供し、実効的で責任ある包摂的な制度機構をあらゆるレベルで構築すること」です。
内戦や紛争といった争いがないことはもちろん、誰もが平等に司法へとアクセスできるようにすることが目標です。
現状
UNICEF(国連児童基金)によると、「家庭内での子どもに対する暴力や体罰を法律で禁止している国は、196ヵ国中60ヵ国」と報告されています。
他にも2019年、UNICEFが発行した報告書(Birth Registration for Every Child by 2030:Are we on track?)によると、「世界の5歳未満の子どもの4人に1人(1億6600万人)は出生届が出されていない」ことが発表されています。
これは、1億6600万人の子どもが法的に「存在していない」ことを意味しています。
暴力や体罰が法律で禁止されていない国が存在していたり、出生届がでていない子どもが1億人以上いることが現状です。
※「平和と公正をすべての人に」については以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!
世界と日本の取り組み事例
「平和と公正をすべての人に」の世界と日本の取り組みについてそれぞれお話していきます。
世界
今回は、国際的なNGO団体「Save the Children」の取り組みについてお話していきます。
【Save the Childrenの取り組み】
Save the Children(セーブザチルドレン)は、1919年に創設され、約120ヵ国以上で子どもを支援する活動を行っている国際NGO団体です。
人道支援や教育支援、子どもの保護など様々な分野で活動をしています。
その中で、2016年から「子どもを誰ひとり取り残さない-Every Last Child」という取り組みを行っています。
この取り組みでは、以下の3つを達成することを目標としています。
- 予防可能な原因で死亡する子どもをなくす
- すべての子どもたちが質の高い基礎教育を受け、学ぶことができるようにする
- 子ともに対するあらゆる暴力をなくす
また、目標達成に必要なことも具体的に挙げており、世界の状況改善に大きく貢献しています。
Save the Childrenの活動は、SDGsの目標達成にも貢献しています。
日本
日本では、薬樹株式会社が衣類の回収を行い、リユース業者に売った収益をNPO団体などに寄付しています。
この取り組みは、2017年~2019年までで160箱以上の衣類を売却し、ラオスやカンボジアでは地雷・不発弾撤去を支援、ウガンダでは元子ども兵社会復帰センターの給食支援が行われました。
また他に、株式会社Kaienでは、発達障害に特化した就労支援事業と学習支援を行っています。
発達障害のある方々の個性と能力を発揮して社会に貢献できるような活動でSDGs達成に寄与しています。
その他の企業の取り組みについては「外務省:JAPAN SDGs Action Platform」に掲載されています。
まとめ
「平和と公正をすべての人に」の世界と日本の取り組み事例についてお話しました。いかがだったでしょうか?
SDGsの目標のなかでも、難しいテーマではありますが私たちにできることを少しづつ行動していきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
※「パートナーシップで目標を達成しよう」については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!