ミレニアル世代やZ世代とは?サステナビリティへの関心が高いって本当?
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、ミレニアル世代やZ世代と呼ばれる若者はサステナビリティへの関心が高いのかについてお話していきます!
この記事は、
- ミレニアル世代、Z世代ってなに?
- 若者は環境問題に興味があるの?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後まで読んでいってください!
ミレニアル世代、Z世代とは?
ミレニアル世代、Z世代について、それぞれの違いと特徴についてお話していきます。
- ミレニアル世代とは
- ミレニアル世代の特徴
- Z世代とは
- Z世代の特徴
の順にお話していきます!
ミレニアル世代とは
ミレニアル世代のミレニアル(millennial)とは、「新千年紀」という意味の英語からきています。
1981年以降に生まれた人のことで、2000年代には成人している世代を指しています。
ミレニアム世代という言葉が一般的に使われるようになったのは、2014年の世界経済フォーラムがきっかけです。
ミレニアム世代は、デジタル機器やインターネットが身近な環境で育ち、他の世代とは大きく異なる独自の価値観を持つ世代としてカテゴライズされました。
また、ミレニアル世代はデジタルパイオニアと呼ばれており、スマートフォンやSNSが暮らしの中で大きな役割を果たしている世代でもあります。
ミレニアル世代の特徴
ミレニアル世代は独特の価値観や考え方を持っており、その特徴を3つお話します。
- 信用(フォロワー)や共感を大切にする
- シェアリングサービスに抵抗がない
- 会社に依存しない働き方を求める
一つずつお話していきます!
1.信用(フォロワー)や共感を大切にする
ミレニアル世代は、SNSなどのソーシャルネットワークを上手に活用して積極的に情報を発信します。
自分の経験や気持ちを共有して、他人からの評価や共感を強く求める傾向にあります。
また、お金よりも信用(フォロワー数)に価値を感じやすく、SNSのフォロワー数は「誰かに共感されている数」と捉え、信頼の証であると考える方も多くいます。
2.シェアリングサービスに抵抗がない
ミレニアル世代の特徴として、必要以上のモノやサービスにはあまりお金を使わないという性質があります。
モノを持つことより体験にお金を使うことを重視する傾向があり、他人とモノやサービスを共有することにあまり抵抗感がありません。
カーシェアリングや、シェアハウスなど他人とモノや体験を共有することにも抵抗がないため、必要な時にだけ必要なものが使える便利なシェアリングサービスを好む傾向にあります。
3.会社に依存しない働き方を求める
ミレニアル世代は、年功序列や終身雇用といった働き方への意識が低くなっています。
個人のスキルアップへの意欲が高く、より成長できる場を求めて転職活動したり、独立や起業を考える傾向があります。
また副業も積極的に行い、給料以外の収入源を確立するという傾向もあります。
Z世代とは
Z世代の由来は、「Generation Z」を翻訳したことから始まります。
Z世代とは、1990年代後半以降に生まれた人のことを指しています。
Z世代は、生まれた時からデジタル機器やインターネットが普及していたデジタルネイティブの世代です。
ミレニアル世代とZ世代では、
- ミレニアル世代は、「テクノロジーが開発され、成長しつつある時代に育った世代」
- Z世代は、「既にテクノロジーが完成された時代に生まれ、子どもの頃からデジタル機器に触れている世代」
という点に大きな違いがあります。
Z世代の特徴
Z世代の特徴を3つお話します。
- デジタル機器の比重が高い
- 個性を追求する
- 多様性を重視する
一つずつお話していきます。
1.デジタル機器の比重が高い
生まれた時からデジタル機器が発達していたZ世代は、暮らしの中でデジタル機器に頼る機会が多いです。
Criteoによると、「Z世代では1日の中でInstagramやSnapchatを複数回使用する人の割合は52%と、半数以上を占めている」と報告されています。
また、Z世代の32%はインターネット上で取引をする際にモバイルデバイスを使用すると回答しています。
Z世代にとって、SNSとデジタル機器は切り離せない存在です。
2.個性を追求する
Z世代は他の世代に比べて、個性や自分らしさを大切にする傾向があります。
デジタル機器の普及により、色々な人の考え方や様々な価値観にふれやすくなりました。
Z世代は多様性を理解したうえで、自分のだけの独特の個性を大事にしています。
3.多様性を重視する
Z世代は、互いの個性を尊重し様々な価値観を受け入れようという考えを持っています。
性別や人種、生涯の有無などさまざまな背景に左右されることなく、多様性を受けいれることができます。
Awesomenessの調査によると、「Z世代の3分の1は、人間は皆平等であると強く信じている」と回答しています。
Z世代にとって、マイノリティであることは問題ではなく、全ての条件において平等であることを求めています。
サステナビリティとは?
サステナビリティ(Sustainability)とは「持続可能性」という意味で、「地球環境を長く使えるようなシステム作りや問題を解決していくこと」という表現をされることが多いです。
また、サステナビリティの概念は、地球環境の破壊が問題視されてから生まれました。
「将来のニーズを満たす能力を損なうことがないような形で、現在の世界のニーズも満足させること」と定義されており、あらゆる環境・社会問題を生産性・多様性を失わずに解決することが求められています。
※サステナビリティについては以下の記事で詳しく書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!
ミレニアム世代、Z世代のサステナビリティへの関心度
結論からいうと「ミレニアム世代、Z世代のサステナビリティや環境・社会問題に対する意識は高い」です。
世界経済フォーラムの調査によると、「ミレニアル世代のうち約半数は気候変動を問題視しており、Z世代のうち約90%近くが環境問題及び社会問題を意識している」と報告されています。
では、なぜミレニアム世代やZ世代はサステナビリティへの関心が高いのでしょうか?
ミレニアル世代、Z世代がサステナビリティへの関心が高い理由
ミレニアム世代やZ世代がサステナビリティへの関心が高い理由を3つ取り上げてお話していきます。
- 若者中心の活動が増えた
- 授業でも取り上げられるようになった
- 情報収集、発信が手軽にできる
一つずつお話していきます!
1.若者中心の活動が増えた
1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連環境開発会議に、当時12歳だったセヴァン・カリス=スズキさん(カナダ)が出席しました。
この時、セヴァンさんは演説で、地球温暖化や気候変動に対し「生き方を変えなければなりません」と各国の代表に訴え、若者活動家の先例を作り上げました。
また、2019年9月、ニューヨークで開催された国連気候行動サミット2019では、当時16歳のグレタ・トゥーンベリさん(スウェーデン)が参加し、各国政府の気候変動に対して、一刻も早い対策を打つことの重要性を訴えました。
2人のような若者活動家が公の場に露出する機会が増えたことにより、同年代の若者中心の活動が活発になったり、環境問題に対する意識や関心が高まるきっかけになりました。
2.授業でも取り上げられるようになった
気候変動や地球温暖化の問題について、学校の授業でも扱われるようになりました。
授業で扱ったり学校で話すことによって、より自分自身の身近な問題として捉えられるようになります。
また、2015年に国連サミットで策定されたSDGsに関しても、社会人よりも学生の方が認知度が高く、関心度も高いと言えます。
2020年度のSDGs認知度調査によると、「SDGsの認知度は社会人が約25%で、大学生・大学院生が約50%以上だった」という結果が報告されています。
学校や大学の講義で聞いたことがあるからといった理由が多く、教育機関で環境・社会問題について触れるようになったことがミレニアム世代やZ世代の関心度を高めていると考えられます。
※SDGsについては以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!
3.情報収集、発信が手軽にできる
ミレニアム世代、Z世代の特徴でデジタル機器に慣れています。
デジタル機器の扱いに慣れていると、自分自身でインターネットを活用して情報を収集することが容易にできます。
そのため世界で起きている環境問題や社会問題に対して、インターネットやSNSを通して触れる機会が多くなり、当事者意識が芽生えやすくなることが考えられます。
また、自ら発信することに対しても抵抗があまりないのがミレニアム世代やZ世代の特徴なので、自らがインターネットやSNSを使って発信者になることも少なくありません。
まとめ
ミレニアム世代、Z世代のサステナビリティや環境・社会問題に対する関心度についてお話しました。いかがだったでしょうか?
私自身もZ世代に当てはまるのですが、たしかに環境問題について学校の授業で扱われていたり、テレビニュースやドキュメンタリーなどでみる機会も多かったです。
また、こうしてブログでの発信も行っているので、Z世代の特徴にそのまま当てはまっているなと思いました。
皆さんも一緒に、サステナビリティや環境・社会問題の解決に向けて、少しずつ行動していただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
他にもサステナビリティや環境・社会問題に関する記事をたくさん書いていますので、興味のある方はぜひご覧ください!