SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」~世界と日本の取り組み事例~
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」の世界と日本の取り組みについてお話していきます。
この記事は、
- SDGsについて知りたい
- SDGsの取り組みが知りたい
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください!
SDGsとは
そもそも「SDGsとは?」からお話していくので、すでに知っておられる方は飛ばしてください!
SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標であり、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のことです。
17のゴールと169のターゲット、232の指標から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは、前身である「MDGs」で残った課題や新たに出てきた課題を解決するために、世界共通の目標として定められました。
「持続可能な開発目標」と聞くと難しい感じがしますが、「地球環境を守りながら、あらゆる課題を解決していくための世界共通の目標」という認識で大丈夫です!
※SDGsやMDGsについて詳しく書いている記事もありますので、ぜひ参考にしてください!
目標10「人や国の不平等をなくそう」
SDGsには17の目標がありますが、目標10は「人や国の不平等をなくそう」です。
「人や国の不平等をなくそう」の目標の概要は、「国内および国家間の不平等を是正すること」です。
国内や国家間の所得格差や経済格差、男女格差、人種差別などあらゆる格差や差別をなくすことを目標としています。
現状
2020年、国連は先進国やアジア・アフリカ諸国など世界の3分の2の国で所得格差が広がっているという報告書を発表しています。
また、所得格差は地域格差や医療格差、教育格差にまで広がります。
他にも、デジタル格差や男女格差、人種差別などの格差も存在します。
※「人や国の不平等をなくそう」ついては以下の記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください!
世界と日本の取り組み事例
「人と国の不平等をなくそう」の世界と日本の取り組みについてそれぞれお話していきます。
各国政府やNPO・NGO団体が開発途上国に、デジタル支援や教育支援などを行っています。
世界
今回は、Apple社の取り組みと移民権利への取り組みを行っている国についてお話します。。
【Apple社の取り組み】
Apple Inc.は、アメリカの多国籍テクノロジー企業で多くのデジタル機器やソフトウェア製品の開発、販売を行っています。
Appleは、人種的公平を目指す取り組みに積極的に取り組んでいます。
2020年、「人種の公平性と正義のためのイニシアチブ(REJI)」を実施することを発表し、1億ドル(約104億円)を投じました。
この取り組みは、
- 歴史的に黒人の多いカレッジやプロペルセンターに、2500万ドル(約26億円)を提供
- 若い黒人起業家に焦点を当てた「Apple Developer Academy」を開設
- 黒人や有色人種色の起業家に向けて投資機会を拡大
などといった内容が行われ、人種差別問題に取り組んでいます。
【移民権利への取り組み】
移民とは、「本人の法的地位や移動の自発性、理由、滞在期間にかかわらず、本来の居住地を離れて、国境を越えるか、一国内で移動している、または移動したあらゆる人」と定義されています。
日本は治安も安定しているため、移民を多く受け入れています。
他にも、移民を多く受け入れているアメリカやイギリス、フランスなどの先進国では、「人種や肌の色などを理由に雇用や就労環境の差別をしてはならないという法律」が定められています。
日本
日本でもNPOやNGO団体が、積極的に支援を行っています。
また、フェアトレードの活動も広がっています。
フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」では、6ヵ国の生産者と提携して販売を行っています。
他にも、株式会社ウエーブでは、外国籍社員の採用や外国人技能実習生の受け入れを行っています。
その他の企業の取り組みについては「外務省:JAPAN SDGs Action Platform」に掲載されています。
※フェアトレードについては以下の記事で書いているので、ぜひ参考にしてください!
まとめ
「人や国の不平等をなくそう」の世界と日本の取り組み事例についてお話しました。いかがだったでしょうか?
差別や格差問題を解決するには時間がかかりますが、私たちもできることから少しずつ行動して行きましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
※「住み続けられるまちづくりを」については以下の記事で書いているので、興味のある方はぜひご覧ください!