リサイクル率の高い都道府県はどこ?1位はどんな取り組みをしている?
こんにちは!衣食環境ブログのマイカです。
この記事では、リサイクル率の高い都道府県についてお話していきます。
日本のリサイクル率は19.9%。(参照※1)
この数字は、先進国の中でもダントツに低い結果となっています。
では、日本の中でのリサイクル率はどの都道府県が高いのでしょうか。
この記事は、
- リサイクル率が高い都道府県が知りたい
- 1位の都道府県での取り組みは?
といった方におすすめの記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
令和元年度リサイクル率ランキング
2021年3月30日、環境省が令和元年度の一般廃棄物の量を発表しました。
このレポートでは、リサイクル率の高い市町村について発表されています。(※2)
全国のリサイクル率の平均が19.9%なのに対し、リサイクル率が一番高い市町村では82%を超えています。
特に鹿児島県大崎町は、2006年以降12年連続でリサイクル率全国1位の市町村です。
長年リサイクル率トップの大崎町では、どのような取り組みをしているのでしょうか。
大崎町の取り組みについてお話していきます。
12年連続リサイクル率トップの大崎町
鹿児島県大崎町は人口約1万3000人、面積は100平方キロメートルの志布志湾に面した大隅半島に位置する町です。
農業や漁業が盛んな町で、養殖ウナギやマンゴーなどの特産品があり、2015年にはふるさと納税でも日本一になったことがあります。
そして、この大崎町には焼却施設がなく、埋立地も隣の志布志市にしかありません。
「焼却施設がなく埋立地もない」ことが大崎町の高いリサイクル率を実現できた理由です。
焼却施設も埋立地もない大崎町
1990年に志布志市に埋立地ができて以降、大崎町と隣の志布志市で出たゴミはすべて、志布志市の埋立地で処理しています。
埋立地ができた当初は、燃えるゴミと燃えないゴミの区別がなく、生ごみや缶、ペットボトルなどすべて一緒に廃棄し埋めていたため、1990年にできた埋立地が2004年には満杯になり使えなくなることが予想されました。
埋立地の限界が判明してから大崎町では何度も議論が行われ、以下の3つの方法から選ぶことになりました。
その3つの方法とは、
- 焼却施設の建築
- 新たな埋立地の建設
- 埋立地の延命
以上の方法です。
他の多くの自治体では、国の補助金を受け焼却施設を建築しましたが、大崎町では高い維持管理費が次世代の負担になると考え、焼却施設の建築は行わないことになりました。
また、新たな埋立地の建設は住民が反対し、残された方法の「既存の埋立地を延命する」という選択肢が選ばれました。
既存の埋立地を延命するために
既存の埋立地を延命するために、ゴミの分別が徹底されるようになりました。
現在では、27品目に分けてゴミが分別されています。(※3)
そもそも、大崎町には焼却施設がないため「燃えるゴミ」といった概念がありません。
ゴミはすべて埋立地にいくため、少しでもゴミを減らせるように住民全員が細かい分別を行っています。
その結果、高いリサイクル率を維持し、2004年には限界が来ると予想されていた埋立地もあと35~45年は使えるようになりました。
大崎町のリサイクルは全国的にも注目され、2018年12月には「第2回ジャパンSDGsアワード」内閣官房長官賞を受賞し、2019年には「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」にも選定されました。
そして、2020年には「大崎町SDGs推進協議会」を設立し、大崎町のリサイクルシステムを事業化して、企業や学校、研究機関とも連携し世界にも発信しているそうです。
まとめm
リサイクル率の高い都道府県についてお話しました。
令和元年度の一番リサイクル率が高い都道府県は、鹿児島県大崎町でした。
大崎町では、住民全員が細かいゴミの分別を行うことで高いリサイクル率が実現できています。
私たちもできることから行っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※埋立地問題については以下の記事に書いているので、ぜひ参考にしてください。
参照
※1 国立環境研究所「国環研ニュース35巻4号」(https://www.nies.go.jp/kanko/news/35/35-4/35-4-04.html)
※2 環境省「日本の廃棄物処理 令和元年度版」(https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/r1/data/disposal.pdf)
※3 大崎町「大崎町の分別ルール」(http://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/jk_kankyoutaisaku/kurashi/gomi/bunbetsu/rule.html)